公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヒメオドリコソウの花

329日(水)
 
 園道に出て、次の目的地の狐久保を目指した。園道の左側は農園になっている。その脇を見ると、ピンク色の小さい花が咲いていた。ヒメオドリコソウである。暖かくなると、この花が土手一面に咲く景色も見られる。ヒメオドリコソウを見ていると、ヒメオドリコソウを囲むようにスズメノカタビラが群がっていた。スズメノカタビラは随分背丈が高くなってきている。正に春たけなわの草原である。
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 ヒメオドリコソウは唇状花で、上唇は垂直に立ち、背面に白色の毛が密生している。下唇は横壁を作り、前へ伸び、先は掌を開くように開いている。多くの資料は、この形を下唇は3つに分かれているとみているようだ。
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 農道に入り、狐久保を目指すと、右側の土手にタンポポが小さな群落をなすように咲いていた。今、ここに咲くタンポポは在来のタンポポで、カントウタンポポではないかと思う。試しに総苞を見ると、外側に反っていなかった。
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 総苞が外側に反っていない

 狐久保で見るのはオニグルミの冬芽である。高いところの冬芽を見て、日が当たっていそうなのを選んで撮影した。頂芽は皮を被っているような姿が撮影できた。側芽には小さな粒が沢山付いているのが見える。殆どの資料でオニグルミの冬芽は裸芽と説明しているが、頂芽を見ると、皮(芽鱗か?)が付いているように見えて仕方がない。
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 オニグルミの冬芽

撮影:323

  記  平成29327日(月)