公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハナカイドウの蕾が現れる

318日(土)
 
 公園の保育園側に緑色の花を咲かせるギョイコウという珍しいサクラがある。ギョイコウは、ソメイヨノが咲き終わってから咲き出す。色が薄い緑色なので、サクラと知らない人は開花に気が付かないようだ。冬芽は暗褐色の楕円形で、カンザンの冬芽に似ている。カンザンはオオシマサクラ系のサトザクラだという(資料1)。すると、このギョイコウも同じようにオオシマザクラ系と考えられる(資料2)。
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ギョイコウの冬芽

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 ギョイコウの冬芽

 ギョイコウの直ぐ近くにカエデがある。カエデの冬芽は紅く綺麗である。何時もは、見るだけで終わっているが、今日は、久しぶりに写真に撮った。側芽は対なっているが、頂芽を見ると、側芽が一回り大きくなった冬芽が1つ付いている。いずれも固く閉じていて、暫く開きそうもない。
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 カエデの冬芽

 カエデに続いてカンザンを見た。カンザンは公園の南側と北側とにそれぞれ植えられているが、北側の樹の方が、背丈が低く冬芽などが観察しやすい。この冬芽は、先程ギョウイコウのところ触れたが、オオシマサクラ系のサクラということで、冬芽がよく似ている。
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 カンザンの冬芽

 公園にはサルスベリの樹が何本か植えられている。夏に咲く花は見事である。この樹の冬芽を見ようとしているが、中々上手く撮影出来ない。サルスベリの枝は黒く弾力性がない。一寸曲げようとすると折れそうで、枝に触る気が引けてしまう。冬芽は、幹とほぼ同じ色をしており、先が尖った楕円形をしている。さらに細かいところは今のところ分からない。
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 サルスベリの冬芽

 先日、ハナカイドウは、冬芽が開き始め、中の蕾が顔を出し始めていたが、今日は蕾全体が外に出ていた。蕾には白色の割目が見え、花が開き始めようとしている。もう直ぐ、あの赤に花が見られそうだ。
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 ハナカイドウの蕾

撮影:312

  記  平成29314日(火)