公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ツバキカンザクラ、 大寒桜、オカメザクラがほぼ満開になる

316日(木)
 
 この丘を越えると花の広場の奥へ出て、そこにシュゼンジカンザクラ、ツバキザクラ、エドザクラなどがある。ただ、ここの午後は何時も日が陰っている。シュゼンジカンザクラは、三ッ池公園でも場所によって様子が違っている。南門では、満開で、パークセンターでは花を終えていた。ここのシュゼンジカンザクラは花期の最盛期は通り過ぎたようで、葉が出始めている。
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 シュゼンジカンザクラ

 シュゼンジカンザクラの直ぐ隣にツバキカンザクラがある。ツバキカンザクラはシナミザクラとカンヒザクラの交雑種であるという。シナミザクラは雄しべが長いので、このことを念頭にして、ツバキカンザクラを見直すと、雄しべが心持ち長く見えてくる。
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 ツバキカンザクラ

 エドザクラの名前は最近耳にした名前である。大辞林 第三版の解説によると、「ソメイヨシノの別名」の説明がある。ところが、ウイキペディアによると、「サトザクラの一種であり、元々荒川堤に植わっていたとされ、江戸に多いことからこの名がついたとされる。八重咲きの品種である」と説明されている。昨年の記録によると、エドザクラの花はピンクの八重でであった。いまは、このエドザクラだけが冬芽の状態である。冬芽は暗赤色で、表面に毛はなく、カンザンの冬芽に近いように見える。ソメイヨシノの冬芽とは明らかに違っている。
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  エドザクラの冬芽

 花の広場の入り口に来ると、ここに大きなサクラの樹があり、「大寒桜」と記名されている。従って、ローラー滑り台のところで見たものと同じサクラになる。ここの方が花がよく見える。大きそうに見えたので計測すると、花径は2.5㎝であった。測り方にもよるが、見掛けよりも大きくはないようだった。
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 大寒

 第2番目のオカメザクラのところへ来た。先程は、日陰になっていたので、ここを当てにして詳しくは見てこなかった。ところが、ここへ来ると、ここもこの時間には日陰になって仕舞っていた。でも、ここは下の方に花があるので、多少条件がいい。オカメザクラの花はカンヒザクラと同じように皆下向きに咲いている。また、オカメザクラカンヒザクラとマメザクラの雑種と言われ、花はつぼみ加減で、小さいように見えるが、花径を計測すると、2.5㎝あり、決して小さくはない。
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撮影:39


  記  平成29310日(金)