公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

オカメザクラ、オオカンザクラが満開になる

315日(水)
 
  テニスコートの脇の道路を隔てたところに2本のオカメザクラがある。先日は冬芽が赤くなり始めていたので、今日は咲き始めていると思って来た。見ると、ほぼ満開になっている。ただここは日陰になっているので写真の写りが悪い。オカメザクラはもう1ヶ所で撮影ができるのでここは早く切り上げた。
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 茶店の前へやってきた。ここの広場にはヤマザクラがあるので、いつもこのサクラの撮影に挑戦している。しかし、冬芽は高いところにあるので、撮影に成功することはない。今日も出来は良くなかった。ヤマザクラは開花がソメイヨシノより遅いので、冬芽が小さく感じる。この写真からでも、他のサクラの冬芽とを比べると、小さく、細く見える。芽鱗の表面には毛がないようだ。
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 ヤマザクラの冬芽

 下ノ池と、中の池の間の堤に出ると、ここはヨコハマヒザクラの観察地に適している。花時は両岸にヨコハマヒザクラが咲き誇り、大勢の人が出て動かなくなる。冬芽は見るからに大きく見える。計測してみると、長さが1.3㎝あり、縦方向に伸びてきていることが分かる。冬芽の3分の1ぐらいが明るい黄緑色になってきている。
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ヨコハマヒザクラ

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 ヨコハマヒザクラの冬芽

 池から離れ、里の広場へ入ってきた。右側は小高い藪になっており、コナラやクリなどが見られる。ここの奥へ入ると、アカメガシワが何本かが見えてくる。そのアカメガシの変化を見ようとして進むと、期待していたアカメガシワは全て伐採され、藪を飾っていた樹がなくなっていた。何か計画があってのことだと思うが、先日の、マルバマンサクと言い、今日のアカメガシワと言い、日頃見ているものにとっては残念なことである。
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 アカメガシワの伐採跡

 アカメガシワの観察をあきらめ、里の広場の高台へ上った。ここでは新しいサクらの苗木が移植され、新しい名所づくりが進んでいる。この丘にはトウカエデの樹が数本あり、冬芽を見るのに都合がいい場所になっている。この冬芽は、コナラの冬芽に似ており、よく目にしている。
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 トウカエデの冬芽

 ここの丘を越えると、ローラー滑り台があり、その横にオオカンザクラがある。先日はこのオオカンザクラを見忘れて、後になって気が付いた。今日は最初から忘れないように注意していた。オオカンザクラは西斜面にあり、頭が地面近くまで下がり、大きく傾いている。このままだと、あと何年生き延びるか大変気になる。オオカンザクラはカンヒサクラとオオシマザクラの交配種ということで、赤味のある、早咲きのサクラである。撮影時は日陰になっていたので、花が白色に見える。蕾を見ると、カンヒザクラによく似ている。
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倒れ掛かっているオオカンザクラ

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 オオカンザクラ

撮影:39

  記  平成29310日(金)