公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ミツマタの小花が開花する

312日(日)
 
 この冬を通し、丘の上の広場にヤマナラシの樹があることを知った。1本だけかと思ったら、直ぐ傍の白色の幹をした樹もヤマナラシであった。調べてみると、ヤマナラシは、日当たりのよい山地に普通に見られる樹ということなので、ここに自然に生えてきた樹かも知れない。
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 白色の幹をしたヤマナラシ

 丘の上の広場のウメの樹は、どれも花が散ってしまい。ウメの時期が終えたことを告げていた。広場から道へ下りたところにカンヒザクラがある。坂の途中のカンヒザクラは満開を過ぎていたが、ここは満開のようだ。坂を下ろうとすると、赤い花が目に入って来る。
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坂の両端にあるカンヒザクラ

 パークセンターへ通じる道沿いにいろいろなツバキの樹が植えられており、花をつけ始めたようだ。ツバキにもいろいろな種類があるので、名前はよく分からない。この赤いものはヤブツバキらしい。ピンクのこのツバキはオトメツバキとなっている。
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 オトメツバキ

 パークセンターの広場へ出たら、ミツマタが目立ってきた。先日、黄色く色づき始めたのが、さらに広がり、頭状花がひと回り大きく見えてきた。先日、オニシバリの花を調べていた時、オニシバリはジンチョウゲ科の花であり…と説明がされており、その中で、ミツマタが同様にジンチョウゲ科の花であると触れられていたたことを思い出した。花はチンチョウゲによく似ている。ミツマタの花弁に見える部分もジンチョウゲ同様に萼だという。外側は白色の絹毛で覆われ、内側が黄色くなっている。
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 サンシュユの花弁が球状の総苞片の殻を破り、外へ出て来た。真黄色な花弁が4枚、雄しべも4本見える。11つの花は小さいが、よく見るとその繊細さに驚く。
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 「ネコヤナギに変化が現れて来ているのでは・・・」と見ると、2個ほどの冬芽が、赤褐色の殻を破り、中から白銀の毛に包まれたものが現れてきたが、多くの冬芽には変化が現れていなかった。
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 ネコヤナギ

 沼を見ると、黄緑色の新葉が見えてきた。大きくなったヨシや刈られたヨシの姿はよく見かけるが、この様な新葉に目を向けたことは今までなかった。刈られた茎の基からではなく、沼地の中から新しい茎を立て、伸びてきているようである。草木の新葉は目立つが、ヨシの新葉もまた別の趣がある。
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ヨシの新葉

撮影:39

  記  平成29310日(金)