公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

湯河原の梅園から 3

225日(土)
 
緑萼枝垂(りょくがくしだれ)
 上の緑萼梅の枝が枝垂れになったウメであることが分かる。この斜面一帯は緑萼枝垂れが何本も植えられている。
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 鹿児島紅(かごしまべに)
 赤、それも濃い赤色をした梅が目立ち、何という名前だろうかと、気を付けながら名札を探していると、「鹿児島紅(かごしまべに)」と書かれた名札が見つかった。この名前は熱海の梅園にもあった。両方の写真を比べ、深紅の八重の花を確認した。
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養老(ようろう)
 和歌山県の原産で、よろ村すなわち丁(ヨポロ)村が語源に繋がるらしい。白色の一重に見えたが、よく見ると、薄いピンクの色ついている。資料2によると、丁(ヨポロ)が養老梅の語源となっているという。資料1のよろ村は丁村のことらしい。
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鶯宿(おおしゅく)
 下記の資料にこの花についての逸話が記載されていた。
 「御所清涼殿の梅が枯れてしまった時、村上天皇は新たな梅を探すことを命じ、紀貫之の娘・紀内侍が育てた美しいウメを献上させました。その梅の枝には、このウメに込めた紀内侍が書いた短冊がつけられていました。
その短冊には、「恐れ多くも天皇のご命令ですから、私は謹んで献上いたします。しかし、この梅の枝に宿る鴬が再び今年も飛んできて『私のお家はどこ?』とたずねてきたら、私は何と答えればよいのでしょう」と書かれていたとのことです。
その短冊とその気品あふれる見事な梅にいたく感動した天皇は、梅の木を元の庭に戻したと伝えられています。その後、紀貫之の娘・紀内侍はそのウメを大切に育てたという。このウメが「鶯宿」になったとのことらしい。」
 白色のようだが、薄くピンク色を帯びた一重の花である。
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未開紅(みかいこう)
「蕾が大きくなって落ちてしまうところからこの名前が付けられたらしい」点については資料で1度触れてある。
 資料:http://blogs.yahoo.co.jp/yokohamaiwao/15244440.html 「熱海の梅園から3
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鴛鴦(エンオウ)
 鴛鴦(エンオウ)とはオシドリを意味しているという。資料には「鴛鴦(えんおう)」と「八重唐梅」は1花に複数の果実を付けると記載されている。果実が複数つくられるところから鴛鴦(エンオウ)の名前が付けられたのではないだろうか。緋梅系の綺麗な花である。
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撮影:217
 
  記  平成29219日(日)