公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

黄色いナノハナの花が目立ってきた

226日(月)
 公園へ行くとナノハナの黄色い花が目立ってきた。この花が咲くと春が近づいたというよりも春が来たと思える。種を蒔いたのが昨年の9月の初めなので、もう直ぐで半年になる。サクラの樹の下は荒れ放題になっていた場所なので、育ってくれるか心配だった。41株植えた苗がすべて育ち、もう直ぐですべての株に花が咲きそうになっている。ナノハナは育てやすい花と言われているが、実際に手掛けると、「葉が枯れてはいないか、土は乾いていないか」といろいろ気になるものである。明るく咲いた姿を見ると、今までの苦労が報われる。
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 花をつけたナノハナ

 草木に水をくれているとき、ハナニラ1輪咲いているのに気が付いた。この花は、何の手入れもしてやらないのに咲いてくれる有難い花である。沢山増えた時は、抜いて、放っておいても新しい芽を出し、花を咲かせてくれる。太陽の光を受け、眩しく輝く姿がまた実に綺麗である。花壇にこの花が咲くと、公園に長閑さが溢れてくる。
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 スイセン1度度花が咲き、衰えたと思ったが、再び花を咲かせてきた。1つの蕾が咲き終わると、次の蕾が活動してくるようで、間を置きながら花が咲いてくる。
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 再び咲き出したスイセン

 ユキヤナギが手すり沿いに植えられている。その陰に青い色のムスカリの姿があった。この澄んだ青い色が人目を惹きつける。束になった緑の葉の中から花茎を伸ばし、その先にこの花をつける。
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 公園にオウバイ1株だけある。細い緑色のつる性に枝を伸ばして成長する。花のない時はつるのような枝が絡み合った姿をしているが、黄色い花を咲かせると、綺麗に映ってくる。枝や葉がどんなに醜くとも、花が咲けば、綺麗に映るようになってしまう。花は魔術師のようである。
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 公園での作業を終えて、帰りかけた時、花壇の石垣の脇に小さな白色の花が咲いていた。この花を見た時、ナズナタネツケバナか迷った。背丈が高ければナズナになるが、この位の背丈だと葉をよく見ないと分からない。葉を見ると、丸みを帯びた小葉が対生している。この姿からナズナと分かった。
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 公園を出始めた時、ユキヤナギの花が見つかった。先日、細い枝に小さな葉がつき始め、ユキヤナギの枝らしく見えてきたと思ったら、早い蕾が咲き出した。未だ咲き始めで、花は数えられるくらいである。花が沢山付くとユキヤナギの名前のように雪を被った姿に変わってくる。
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撮影:218

  記  平成29220日(月)