公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

赤紫色に色づいたハクモクレン

221日(火)
 
 公園のハクモクレンについては、214日に見たばかりなのだが、花弁が開き始めていたので気になっていた。今日見ると、花弁は確実に開き始めている。更に写真を拡大してみると、この樹はハクモクレンなのだが、白色の花弁の内側に赤紫色のものが見えた。これは不思議だと思い、他の蕾をよく見た。すると、多くの蕾に赤紫色の部分があり、特に花弁の下の方が赤紫色に染まっていることが分かってきた。そこで、先日の写真を再度見直すと、やはり、赤紫色の部分が認められた。どうなっているのだろうかと、昨年の写真を見直したが、その写真には赤紫色の部分がなかった。いや、その時期見ていなかったのかもしれない。幾つか資料に当たってみると、モクレン(紫色)とハクモクレン(白色)の雑種であるサラサモクレンがあるということが分かってきた。若しかしたら、今までハクモクレンと思っていたのが、サラサモクレンだったのかもしれない。
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赤紫色の部分が見えるハクモクレン

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赤紫色の部分が見えるハクモクレン
 
 ハクモクレンの色変わりに驚いたまま、ジンチョウゲヘ回った。小花が大分開いてきて、赤紫色から白色へと変わってきた。それと同時に独特の匂いも分かるようになってきた。これからは日増しに、花数が増え、この匂いが強くなってくるようだ。
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開いてきたジンチョウゲ

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開いてきたジンチョウゲ
 
 特に見たかったのはカンヒザクラである。三ツ池公園では、場所によってカンヒザクラが咲き出したのを確認したので、余計に気になっていた。見ると、蕾の中には冬芽から抜け出したものもある。しかし、未だ花弁は開いていない。あと数日が必要のようだ。
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 ようやく春の草花の代表のオオイヌノフグリが現れてきた。22日にも見ているが、今日は数と場所がずっと増えている。ホトケノザも増え、これらの草花が暖かい日を受け微笑んでいる姿を見ると、すっかり春になったと思える。
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 カリンも萼が大きく開き、蕾が大きくなってきた。赤紫の蕾には既に花弁の境目の筋も見え出している。蕾の先がまだ捻じれているが、この捻じれが伸びればすぐ開花になる。開花が待ち遠しい。
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 カリン

撮影:218
 
  記  平成29219日(日)