公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

カンヒザクラが開花する

221日(火)
 
 コリア庭園の門のところにブンゴウメが1本ある。先日冬芽が大分膨らんできていたので、若しかしたら開花しているのではと思った。見ると、赤い萼が開き、白色の花弁が出かかっている。もう12日で開花することが予想される。この花が開花した時、萼は反り返っていたので、アンズとの相違を見出せないでいる。今年調べようと思っていたが、まだ少し早かったようだ。
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 ブンゴウメ

 コリア庭園へ入ると、2本のウメの樹が花をつけていた。コウバイは花数が少なく、峠を越えたようだ。ハクバイはまだ蕾があり、最盛期へ向かっている。ハクバイの花を見ると、中央のピンク色が目に付いた。今まで見ていたハクバイの多くは茶褐色をしていたので、「これは綺麗だなぁ」と思った。
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 ハクバイ

 庭園の奥に1本のサンシュユの樹がある。先程水田のところにあるサンシュユの樹を見たが、花弁が頭を出し始めているところだった。ところがこちらは黄色い色が目立ち、開花へ向けて、一歩先へ進んでいるようだ。
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 庭園に棘の生えている樹があった。これが何の樹か、記憶がなかったので調べると、ザクロであった。ザクロは里の広場にあるが、花の時期に見ているので、棘の存在には気が付いていなかった。棘は細く、長い。その棘の基を見ると、冬芽が見える。黄土色で円形に近い。先は短い棘になっているようだ。
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 ザクロの冬芽

 コリア庭園からムラサキシキブの冬芽を見に藪に入った。対生に伸びる長い枝の先に大きな頂芽がついている。この冬芽は裸芽で、小さな時と違い、葉脈のようなものが見えるようになってきた。
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 アカメガシワの冬芽を見ようと里の広場へ入ると、中央付近に赤い花が目に付いた。遠くから見た時、ウメかと思えたが、近づくにつれ、赤みが濃いので、ウメではなさそうだと分かってきた。更に近づくと、カンヒザクラと分かった。花弁が萼から出て、完全に開花している。公園内には何ヶ所かにカンヒザクラがあるが、ここが一番早く開花したようだ。
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 開花したカンヒザクラ

撮影:215
 
  記  平成29218日(土)