ウラジロガシとシラカシの冬芽の違い
2月19日(日)
立町見晴らし公園からいつも行く小学校の近くの藪へ向かった。寒さを感じたと思ったら、急に太陽が雲に隠された。雲の影響は大きい。ミズキが茂る藪を離れたところから見ると、梢がやや赤みを帯びているように見えた。ミズキの冬芽は赤みを帯びているが、それだけではない。錯覚だろうか。
小学校の近くの藪
タブノキを見た。楕円形で、上の方の芽鱗がほのかに赤みを帯びている。この冬芽は何時見ても綺麗に見える。
タブノキの冬芽
シロダモの冬芽
シロダモの隣にタブノキに似たものがある。今までタブノキと見なしてきたのだろうか、葉は濃い緑色で、艶がある。縁は波を打っている。所々に穴が開いていたり、タブノキ程綺麗でない。これはサンゴジュになると思う。冬芽の芽鱗には毛があり、先端が開き、中のものが伸び出している。
サンゴジュ
サンゴジュの冬芽
ニワトコの冬芽がまた少なくなっている。暮れ辺りから考えると、既に冬芽が開き、葉が出て来ていてもおかしくないのだが、来る度に冬芽が少なくなっている。原因何だか、詳しいことは分からない。
ニワトコの冬芽
久し振りにサネカズラの冬芽を見たが、大きな冬芽は棘のように突き出ていて、その脇に小さな冬芽がある姿は以前のままで、ほとんど変化が現れていない。
サネカズラの冬芽
ウラジロガシとシラカシの冬芽の違いを知りたく、両方を撮影した、この藪にはウラジロガシが高木になって。シラカシの高木もあったが、何年か前に大きく伐採されてしまった。両方の冬芽を見と、ウラジロガシの方に勢いを感じる。ウラジロガシの冬芽は、褐色で、細長く、毛に覆われた芽鱗の数も多い。シラカシの冬芽は数がずっと少なく、ウラジロガシほど細長くない。芽鱗の先端部分が紫褐色で、基の方は薄い緑色をしている。毛は少ない。
ウラジロガシの冬芽
シラカシの冬芽
撮影:2月13日
記 平成29年2月14日(火)