公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ウラジロガシとシラカシの冬芽の違い

219日(日)
 
 立町見晴らし公園からいつも行く小学校の近くの藪へ向かった。寒さを感じたと思ったら、急に太陽が雲に隠された。雲の影響は大きい。ミズキが茂る藪を離れたところから見ると、梢がやや赤みを帯びているように見えた。ミズキの冬芽は赤みを帯びているが、それだけではない。錯覚だろうか。
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 小学校の近くの藪

 タブノキを見た。楕円形で、上の方の芽鱗がほのかに赤みを帯びている。この冬芽は何時見ても綺麗に見える。
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 タブノキの冬芽

 直ぐ隣にシロダモがある。タブノキの葉と比べると、シロダモの葉は虫に弱いせいか、食べられた跡があったりし、綺麗でない。冬芽はタブノキに似るが、細長く赤みがない。芽鱗は褐色で、表面には毛が沢山ある。
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 シロダモの冬芽

 シロダモの隣にタブノキに似たものがある。今までタブノキと見なしてきたのだろうか、葉は濃い緑色で、艶がある。縁は波を打っている。所々に穴が開いていたり、タブノキ程綺麗でない。これはサンゴジュになると思う。冬芽の芽鱗には毛があり、先端が開き、中のものが伸び出している。
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サンゴジュ

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サンゴジュの冬芽
 
 ニワトコの冬芽がまた少なくなっている。暮れ辺りから考えると、既に冬芽が開き、葉が出て来ていてもおかしくないのだが、来る度に冬芽が少なくなっている。原因何だか、詳しいことは分からない。
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  ニワトコの冬芽

 久し振りにサネカズラの冬芽を見たが、大きな冬芽は棘のように突き出ていて、その脇に小さな冬芽がある姿は以前のままで、ほとんど変化が現れていない。
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 サネカズラの冬芽

 ウラジロガシとシラカシの冬芽の違いを知りたく、両方を撮影した、この藪にはウラジロガシが高木になって。シラカシの高木もあったが、何年か前に大きく伐採されてしまった。両方の冬芽を見と、ウラジロガシの方に勢いを感じる。ウラジロガシの冬芽は、褐色で、細長く、毛に覆われた芽鱗の数も多い。シラカシの冬芽は数がずっと少なく、ウラジロガシほど細長くない。芽鱗の先端部分が紫褐色で、基の方は薄い緑色をしている。毛は少ない。
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ウラジロガシの冬芽

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 シラカシの冬芽

撮影:213

  記  平成29214日(火)