公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

カワヅザクラが咲く

218日(土)
 
 ばらの丸の丘へ上がりきると、道は緩やかな坂になったので、歩くのが楽になった。これから目指すのはもみじ休憩所のナツツバキである。冬芽を見ると、褐色の芽鱗に包まれており、芽鱗の表面には沢山の毛がある。この外側の褐色の芽鱗が剥がれると、白色の毛で覆われた冬芽が出てくる。今先の方に、白色の毛で覆われた冬芽の頭を出始めている。
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 ナツツバキ

 ナツツバキの冬芽を見た後、更に緩やかな坂を上って行った。道の左側にヒイラギナンテン、右側にヒュウガミズキがある。ヒイラギナンテンに黄色い花が咲き始めている。この花を見るときはいつも寒かったことを思い出した。2月の初旬はまだ寒い。葉はヒイラギの名前がつくように鋸歯が棘になっている。
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 ばらの丸ノ橋の近くへ行くとキブシがある。このキブシもよく見ている。冬芽を見ると黄色い部分が大部外へ出てきた。更に黄色い部分にも境目が現れている。その内、ここが割れて花が出てくる。もう直ぐその時期がきそうだ。
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 キブシ

 前回からアカシデの冬芽の大きさに変化が現れたか、注目しているが、今回もその変化は現れていなかった。開花は3月頃なので、まだ早いのかもしれない。
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 アカシデの冬芽

 ばらの丸ノ橋を渡り、おおばなの橋を渡り、カワヅザクラのあるエノキ休憩所を目指した。午後4時を回っているので、寒く、日が陰ってきた。カワヅザクラが撮影できるか心配だったので急いだ。新松田のカワヅザクラはそろそろ満開を迎えるころだと思うので、ここでも開花が結構進んでいるのではと思っていた。ところが、見ると、開花しているのは数輪だった。開花がこんなにも違うのかと思った。満開には、あと1週間はかかりそうだ。カワヅザクラカンヒザクラオオシマザクラからできたという。開花前の大きな蕾を見ると、カンヒザクラとほとんど区別がつかない。開花した赤味のあるピンクの花は実に綺麗に見える。まだ寒いが、この花を見ると、暖かな春になった気がする。
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エノキ休憩所

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 最後に、このエノキ休憩所にあるオオシマザクラの冬芽の写真を撮影した。冬芽の先に黄色いものが現れ、何か変化が起こってきたように見える。しかし、中央部分は膨らんでいるが、芽鱗の多くはしっかり閉じている。
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撮影:28

  記  平成29211日(土)