公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハクウンボクの冬芽には副芽が2つある

216日(木)
 
 カンヒザクラの開花の始まりに驚かされ、余韻が残っている。そのままハナモモを見ると、此方はちょっと遅いのではと思ってしまう。下の方のどの冬芽を見ても大きな変化は現れていない。ハナモモの冬芽はいまどきこんな姿だったかと、昨年の記録をみると、32日でもこのような姿だった。まだしばらく変化が期待できないようだ。
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赤色のハナモモの冬芽
 
 前回カリンを見た時、冬芽が開き始め中の赤い蕾が見え始めていた。今日はどうなっているだろうかと興味があった。見た目ではほとんど変化がないようだったが、前回の写真と比べると、中の蕾の部分が上へ少し上がっていることが分かる。
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カリンの開花が進む
 
 公園のシダレザクラ4月の中旬に入ってから咲いてくる。開花が遅いので、冬芽の成長も他のサクラに比べると遅い。冬芽の表面はソメイヨシノに似ていて、毛が多い。
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変化がない シダレザクラの冬芽
 
 公民館脇のシモクレンを見ると、1つの冬芽だけ色が違っている。どうやら1枚の芽鱗が剝げたように見える。しかし、不思議に思えるとろこがある。芽鱗を見ると、片面の芽鱗に毛が目立たない。珍しい姿である。こういう姿もあるのかと思った。今日は暖かく明るいので、冬芽が見やすい。昨年から、今年の冬芽のつきが悪いと思っていたが、よく見ると、枝先の主芽が欠けているものが多いことに気が付いた。
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モクレンの冬芽
 
 ここの一画にはボケがあり、赤い花が沢山咲いている。ボケの花は割合と大きく、人の目を惹きつける。また、蕾も沢山付いている。この姿を見ていると、「ボケは強い樹だなぁ」と思う。
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ボケの花

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ボケの蕾
 
 公園には3本のハナモモの樹がある。赤いのが2本、白いのが1本である。同じハナモモだから大きな違いがないだろうと思っていた。ところが今日見ると、何か違いがありそうに思えた。赤い花をつける枝を見ていると、赤味を帯びている。それに対して、白色の花をつける枝は緑色をしている。
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白色のハナモモの冬芽
 
 
 ハクウンボクの冬芽は大分大きくなってきた。よく見ると、ただ大きくなっただけではないようだ。冬芽を拡大してみると、大、中、小と三つ重なっている。今までは大小の二つと思っていたが、初めて気が付いた。中、小は副芽になるのだろうか。花を咲かせるために3段階の準備をしているとすれば、驚くばかりである。
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ハクウンボクの冬芽:副芽が2つある
 
撮影:213

  記  平成29213日(火)