どのハンノキにも花が咲かなかったのはなぜだろうか
2月17日(金)
午後になると、畦道は日陰になる。古民家の庭へ入った頃から寒くなったので、脱いでいた上着を着直した。ハンノキの花を見ようと畦道を歩いてきたが、今年は見ることが出来なかった。昨年からハンノキの様子がいつもと違うことに気が付いていたが、全く花が咲かないのはなぜだろうか。
ハンノキ:雄花、雌花がどの樹にも咲かなかった
ネムノキの冬芽は小さい。そうこうしているうちに、ネムノキ休憩所へ来た。寒いが、ここで少し休憩をとった。水田の向こうにハクバイが見える。向こうは日当たりがいいので、ハクバイは早くから咲き始めた。望遠で覗くと、満開を過ぎたようだ。
ハクバイ:満開を過ぎた
ハクバイの左側にガマズミがあり、右側にはキリの樹がある。カッパ池へ出たところでガマズミの冬芽に色がつき始めてきたことを確認している。ここのガマズミは、日当たりがよいので、先程より一回り大きくなっており、内側の赤い部分も大分外へ出ている。
ガマズミの冬芽
ハクバイの隣に2本の大きなキリの樹があったが、そのうち1本が昨年伐採され、景色が変わってしまった。残された1本のキリノキを見ると、伐採に追い打ちをかけるように大きな枝が折れていた。自然に折れたのか、折られたのかは分からない。いずれにしても回復不能な哀れな姿になって仕舞った。そのせいもあるのか、花芽のつきも悪いようだ。自然の成り行きと諦めるには忍びない。
太い枝が折れたキリの樹
キリの冬芽
ばらの丸の丘へ向かい坂を上って行った。何時もとは逆コースで、この坂はきつく感じる。途中にヤマコウバシがあるので、それを見ながら一休みした。冬芽を見ると、上の方が薄い茶褐色に変わっている。動きが出始めたのだろうか。今年は花を見たいと思っている。
ヤマコウバシの冬芽
この坂の2か所にウグイスカグラがある。ウグイスカグラは葉を出す前に花をつけるので、花がないと存在が分かりにくい。1本目は通り過ぎてしまったようなので、戻ってみたが分からなかった。2本目は、前回花を見ているので、凡その見当がついていた。上って行くと、薄いピンクの花が再び見えてきた。花が小さく、色が薄いので、見逃しやすい。
ウグイスカグラ
撮影:2月8日
記 平成29年2月11日(土)