ハナミズキ・ハクモクレンの冬芽が開く
2月17日(金)
公園にはギョイコウという緑色の花を咲かせるサクラがある。珍しいザクラで、この辺の公園では見ることが出来ない。開花はソメイヨシノより遅く、忘れたころに咲いてくる。日頃注意して見ていないと、開花に気付かない。資料1によると、オオシマザクラ系のサトザクラだという。ギョイコウの起源を調べていると、大阪市立大学の植物進化適応学研究室の植松グループで、原品種の探索がされているそうだ(資料2)。冬芽はオオシマザクラ系特徴を示している。
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サルスベリの冬芽は相変わらず小さく、大きな変化は現れていないようだ。続いて、ハナカイドウの冬芽を見たが、此方も大きな変化が現れていない。
ハナカイドウの冬芽
先日、ハナミズキの冬芽にほんのりと赤みがかった色がつき始めたところを見ていたので、何か変化が現れているかも知れないと思い、幾つかの冬芽を覗いてみた。すると、2つぐらいの冬芽が開き始めていた。毛におおわれた赤い小さな蕾が見える。この中に、本来の花芽が入っている。漸く冬芽が動き始めたことが分かってきた。
ハナミズキの冬芽:開き始めた
ハナミズキの冬芽に動きが現れて来たので、ハクモクレンにもその可能性があるのではと思った。梢を見ると、白色のものが見える。思わず、冬芽が開いたと思った。早速望遠で撮影した。この白色なのは花弁に間違いない。ハクモクレンの芽鱗は4枚あるというが、2枚は分かったが、後の2枚は確認できなかった。
ハクモクレン:冬芽が開いた
ハクモクレン:花弁が見えた
撮影:2月13日、14日
記 平成29年2月14日(火)