公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

この樹はクリだろうか

211日(土)
 
 ここ2日ほどの天気は、暖かいが風が強い。町の中なのでビル風の影響もあるかも知れない。先日、新松田でカワヅザクラが大分咲いている光景を見て来たので、舞岡公園に1本だけあるカワヅザクラ状況が気になっていた。
 地下鉄駅を出ると、目の前をバスが通り過ぎて行った。あのバスに乗らなければと急いだ。乗ると、何時ものバスとは違い逆コースを歩くことになった。坂下口から歩く、何時もの逆コースである。
 昨年、1度前田の丘の広場の樹木を見ていたので、その後の様子を見に坂を上って行った。広場は草が綺麗に刈られ、歩きやすくなっている。右にヤマグワを見ながら奥へ進んだ。
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 前田の丘の広場

 正面にアカメガシワの樹がある。見ると、大きな枝が折られている。葉がないので、折れ口が無残に見える。アカメガシワの樹を数えると、3本あった。アカメガシワの幹には、縦方向に赤褐色の線模様があることを記憶しているが、ここのアカメガシワの樹には明確に現れていない。ここでは冬芽を確認した。3本とも同じ冬芽をしている。間違いなくアカメガシワである。冬芽は裸芽で、表面は沢山の星状毛で覆われている。
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 隣にあるマユミの冬芽を見た。長さ、幅とも5㎜に満たなく、非常に小さい。前回見てから一月以上経過しているが、目に見えるような変化は現れてきていないようだ。改めて拡大してみると、色が緑色から赤褐色に変わり、先端が緩み始めたように見える。
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マユミの冬芽

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 マユミの冬芽

 崖にあるこの樹は何だろうか。前回の時はここまで見ていなかった。一見すると、コナラに見える。しかし、幹の皮目を見ると、溝がコナラより深くなく、平らな面が見える。冬芽を見ればわかるだろうと、低い枝を探し、下ろしてみた。冬芽はコナラではなかった。丸い球状に近い冬芽である。記憶を辿ると、クリの冬芽を思い出した。確信はないが、恐らくこの樹はクリの樹だと思う。
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この樹は何だろうか?

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 クリの冬芽

 直ぐ隣にあるのはヤマグワである。冬芽が付く枝は黄褐色で、表皮が剥げかかっている。冬芽は、ボロボロな薄い褐色の芽鱗に包まれている。前回からふっくらとした形のままで、大きな変化はない。
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 ヤマグワの冬芽

撮影:28

  記 平成2928日(水)