熱海梅園から 2
2月10日(金)
鹿児島紅(かごしまべに)
鹿児島という名前が付いているので、鹿児島県に何か関係があるのかと調べてみたが、それらしい資料は見つからず、分からなかった。原産地は中国で、紅という名前がつくように、花弁は赤色が濃い、八重のウメで、雄しべも紅色を帯びている。
鹿児島紅(かごしまべに)
花香実(ハナカミ)
この漢字は「はなかみ」と読むとのこと。花、香り、実のどれをとってもいいところからこの名前が付けられたという。薄いピンクの花である。
花香実(ハナカミ)
道知辺(ミチシルベ)
この漢字は「ミチシルベ」と読むとのこと。赤い花で、一重の大きな花である。名前からすると、道の案内に使われていたことが察しられる。調べると、「昔、街道などに植えられ、旅人の道標になった」との記載があった。
道知辺(ミチシルベ)
貫一、お宮のウメ
貫一、お宮のウメというウメがあり、貫一のウメには十郎(じゅうろう)の名札が、お宮のウメには浜千鳥(はまちどり)の名札がつけられていた。十郎(じゅうろう)には花が沢山咲いていたが、浜千鳥(はまちどり)は蕾が殆どで、これから咲き出すところだった。
十郎(じゅうろう)
白い花のウメで、小田原特産の品種という。
十郎(じゅうろう)
浜千鳥(はまちどり)
明るい紅色をした一重咲きの中輪である。
浜千鳥(はまちどり)
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青軸(アオジク)
このウメの枝は緑色で、萼も緑色。花は白色。このウメを見た時、リョクガクバイを思い出した。リョクガクバイと青軸(アオジク)は同じものものと思えるが。調べてみたい。
青軸(アオジク)
長束(ナガツカ)
長束は愛知県稲沢市の地名で、ウメにまつわる民話が伝えられている。昔、この地域に広大な長束梅林があったそうだ。一重の白色の花である。
長束(ナガツカ)
撮影:2月3日
記 平成29年2月8日(水)