公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヤマナラシの樹の位置が分かった

128日(土)
 
 丘の上広場へ着くと、ここからはツバキ、モッコクが続いている。ここに見られるツバキはヤブツバキ、シロヤブツバキ、オトメツバキなどである。ヤブツバキ、シロヤブツバキの花数が増えている。これからツバキがどんどん咲いてくるようになる。
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 丘の上広場を進んで行くと、ツバキやモッコクの陰に白色のものが見えた。「ああ、これはハクバイだ」と分かった。ここのハクバイはまだ花数が少ないようだ。花が咲いていないとき、ここハクバイはほとんど目立たない。
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 ハクバイ

 このハクバイのすぐ前に大きなシダレザクラがある。サクラのシーズンには、沢山のサクラが咲くので、ついついこのシダレザクラの開花を見逃してしまう。今年は注意して、開花を見逃さないようにしたい。冬芽を見ると、毛が多いので、ソメイヨシノの冬芽を連想させる。枝へのつき方を見ると、枝に貼り付いていた姿から幾分隙間が出来たような気がする。
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 暮れにヤマナラシを撮影したところへ来た。葉と冬芽を見てヤマナラシと判断したが、幹が未確認であった。今日はこの幹を確認しようとしている。ところが、「ヤマナラシが何処にあったか」記憶に残っていない。先日の写真を見ながら探した。探し続けると、思っていたところとは反対のところで見つかった。冬芽は先日のものとそっくりである。「こんなに大きな樹だったかなぁ」と疑問を感じた。写真を見ながら、色々な角度からこの樹を見ると、先日は葉が幹を隠していたことが分かってきた。写真をよく見直すと、この大きな樹から出た枝の冬芽を撮影していたようだ。局所的な写真の他に、周りの写真も撮影しておく必要があった。この大きな樹がヤマナラシの樹になりそうだ。幹には、縦方向に不規則な皮目が見える。
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12月2日撮影

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1月23日撮影

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ヤマナラシの冬芽

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ヤマナラシの
  
 ここから坂を下って行くと、途中の藪の中にベニバナトチノキがある。若しかしたら、ここのベニバナトチノキの冬芽で、粘液が確認出来そうに思えた。薮へ入ると、低い枝が見つかり、冬芽に手が届きそうに見えた。早速、枝を下げるたら、冬芽が目の前に現れた。冬芽は堅い芽鱗に包まれ、表面は乾いていた。粘液は見ることが出来なかった。この硬い芽鱗が剥げれば、粘液が見えてくるのか、あるいはまだ成長の過程で、これから粘液が分泌されてくるのだろうか。
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 ベニバナトチノキの冬芽
 
撮影:12223
 
  記  平成29年度123日(月)