コウバイ・ハクバイが咲く
1月25日(水)
クヌギの冬芽はどんな形をし、どんな作りをしているのだろうか。クヌギの冬芽を見たいために、低いところに枝がないだろうかと探してみたが、見つからなかった。仕方なく、梢を見て、上手く撮影できそうな冬芽を探した。しかし、小さくてよく分からない。下から見上げると、光の加減のせいか白っぽく見える。何とかよさそうなのに狙いを定め、望遠写真を撮ってみた。相変わらず鮮明度が悪く、分かりにくい。冬芽は灰白色で、何枚もの芽鱗が瓦状に組み合わさっている。資料2によると、芽鱗の縁に軟毛が密生しているという。
クヌギの冬芽
梅園へやってきた。先日見てから間もないので変化は少ないと思ったが、北側のコウバイの花数が大分増えていた。先日、日陰であった南側のハクバイの花数も増えている。日が射しているときは、ハクバイの方が見やすい。コウバイを写真に収めようとしたら、高齢者の団体が7~8名来て、動かなくなってしまった。仕方なく、暫くハクバイの写真と撮ったりし、移動するのを待った。
梅園
ハクバイ
コウバイ
コウバイ
道路の向こうにメタセコイアがある。葉は枯れ落ち、冬の姿をしている。メタセコイアを見ていた目が自然と左の緑へ動いた。今まで、ここの大きな樹の存在に気が付いていなかった。何の樹だか遠くからは分からない。望遠写真を撮ってみた。結果は、特に驚く樹ではなく、マツであった。「松に騙された」と思った。遠くから樹形を見ただけでは、まだまだ樹木を判定できない。
マツ
マツ
せせらぎの広場へ降りて、モミジバスズカケノキを見た。冬芽は葉柄内芽で、1個の芽鱗に包まれている。写真を見ると、1個の芽鱗が抜けようとしているように見える。芽鱗の表面には毛がある。抜けようとしている基部を見ると、ここに長い毛が見える。この毛は内部のものだろうか、芽鱗の縁についている毛なのだろうか、いまのところ分からない。
モミジバスズカケノキの冬芽
モミジバスズカケノキの果実
ここへ来ると人が沢山いた。ひょうたん広場が嘘のようだった。今日は平日だが、小さな子供を連れたお母さん方が、たくさん集まっている。忍者の砦の下では、公園の関係者がサルスベリの選定作業をしていた。
ネムノキの冬芽
ネムノキの冬芽
撮影:1月17日
記 平成29年度1月18日(水)