公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

瓜久保のコウバイが咲く

123日(月)
 
 カッパ池は底に少し水が溜まっているが、黒々とした底が丸見えになっている。ここは日当たりが悪く、今頃、例年氷が張っているが、今年はまだその光景が見られない。
 奥の広場にハクバイ、コウバイがある。公園の入り口でハクバイが咲いているのを見てきたので、ここではどうなっているか、気になっていた。遠くから見ると、どちらも花は咲いていないように見えた。「ハクバイが咲いていたのだからぁ」と思い、近づいた。すると、コウバイにピンクの花が数輪見え、咲き出したことを確認した。隣のハクバイは、蕾だけで、どこにも花はなかった。例年、ここではコウバイが先に咲くようだ。昨年も、コウバイが咲いてからハクバイが咲き出した。
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コウバイ

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 ハクバイ

 ここの広場の入り口に、ブンゴウメと思われるものがある。此方は例年、ハクバイ、コウバイより開花が遅い。冬芽を見たが、まだ小さい。ここを通り、未だ名前の分からない樹のところへ行った。この樹は3枚の葉が互生する樹である。冬芽を見ると、大分膨らんできている。下は黄緑色で、上が少し紫色を帯びている。
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 再び瓜久保休憩所へ戻ってきた。休憩所には2組の親子連れが来ていた。子供は床の間を駆け回っている。この休憩所の周りにいろいろなウメの樹があるので、11つ見ていくことにした。
 最初に見たのは、シダレウメである。このウメの萼が緑色をしている。萼が緑色をしているものをリョクガクバイと呼んでいる。このウメはリョクガクバイでも枝が垂れているので、リョクガクシダレというのか、それともシダレリョクガクバイというのか正式名は分からない。冬芽は綺麗な緑色をしている。
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 リョクガクシダレ

 此方は普通のシダレウメである。冬芽は、リョクガクシダレは緑色で先が丸いが、此方は赤褐色に、薄い緑色が混ざっていて、先が細くなっている。
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 シダレウメ

 最後に見たのはブンゴウメである。ただ、これが確かにブンゴウメかどうかはまだ明確ではない。ここのウメの仲間では、最後に開花する。冬芽は丸く、芽鱗は緑色と赤褐色が混ざっている。
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 ブンゴウメ

 瓜久保休憩所を出たところにクサギがある。大きなクサギで、花期や、果実期にはよく目立つ。帰りがけに冬芽を見た。冬芽は、枝を覆う沢山の毛に包まれたように見える。大きな塊の傍に小さな塊がある。詳細は分かりにくい。上に円形の葉痕が見えるが、下の方が冬芽の出現によって、破られているように見える。
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クサギの冬芽

撮影:111
 
  記  平成29113日(金)