カリンの冬芽に動きが見えてきた
1月15日(日)
昨年、カリンは大きな果実をいくつもつけ、印象に残る年だった。昨年の記録だと、2月21日に蕾が赤くなり始めている。今日、久し振りに見ると、冬芽に動きが見られた。前回は一番外側の皮(芽鱗というのか?)が開き始めたところだった。それが、今日は3番目、4番目が開いている。成長の早いものは立ち上がり始めている。あと1か月もすれば、開花になる。これからは1日1日と大きな変化が現れて来そうだ。
カリンの冬芽に動きが出てきた
一昨年、昨年と公園の整備が進み、たくさんの樹木の幼木が植えられた。その中でもカエデが多い。小さなカエでだが、しっかりと赤い冬芽をつけている。今までは冬芽も高いところにあり、撮影し難かったが、昨年からは手ごろな高さで冬芽を見ることが出来るようになった。カエデは冬芽が対に出来る。芽鱗は紅葉と同じように赤紫色をしている。葉が落ちた後は、赤紫色の冬芽がよく目立つようになってきた。
カエデの冬芽
公園のシモクレンを見た時、「あれっ!冬芽が少なくなっている」と思った。印を付けておいた訳ではないので、確かなことは言えないが、大きな冬芽がなくなっていると思えた。前回「芽鱗が4枚あると推定され、外側から1枚ずつ落ちていくらしい・・・」と記録している。残された大きな冬芽を撮影した。何時見ても、他の樹木の冬芽とは違い、密生した沢山の毛でおおわれている点が印象に残る。花が大きいので、自然と冬芽も大きくなってくるのだろう。
シモクレンの冬芽:大きいのが欠けたようだ
シモクレンの冬芽
次に、近くのハクウンボクへまわった。ハクウンボクの冬芽は、シモクレンほど大きくはないが、同様に沢山の毛が密生している。しかし、シモクレンの冬芽は4枚ぐらいの芽鱗で包まれているのに対し、ハクウンボクの冬芽は葉柄内芽で、芽鱗がなく、裸芽である。冬芽を見ると前回よりは主芽、副芽とも幾分大きくなったように見受ける。
ハクウンボクの冬芽
撮影:1月9日
記 平成29年1月10日(火)