公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

カリンの冬芽に動きが見えてきた

115日(日)
 
 昨年、カリンは大きな果実をいくつもつけ、印象に残る年だった。昨年の記録だと、221日に蕾が赤くなり始めている。今日、久し振りに見ると、冬芽に動きが見られた。前回は一番外側の皮(芽鱗というのか?)が開き始めたところだった。それが、今日は3番目、4番目が開いている。成長の早いものは立ち上がり始めている。あと1か月もすれば、開花になる。これからは11日と大きな変化が現れて来そうだ。
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カリンの冬芽に動きが出てきた
 
 一昨年、昨年と公園の整備が進み、たくさんの樹木の幼木が植えられた。その中でもカエデが多い。小さなカエでだが、しっかりと赤い冬芽をつけている。今までは冬芽も高いところにあり、撮影し難かったが、昨年からは手ごろな高さで冬芽を見ることが出来るようになった。カエデは冬芽が対に出来る。芽鱗は紅葉と同じように赤紫色をしている。葉が落ちた後は、赤紫色の冬芽がよく目立つようになってきた。
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 カエデの冬芽

 公園のシモクレンを見た時、「あれっ!冬芽が少なくなっている」と思った。印を付けておいた訳ではないので、確かなことは言えないが、大きな冬芽がなくなっていると思えた。前回「芽鱗が4枚あると推定され、外側から1枚ずつ落ちていくらしい・・・」と記録している。残された大きな冬芽を撮影した。何時見ても、他の樹木の冬芽とは違い、密生した沢山の毛でおおわれている点が印象に残る。花が大きいので、自然と冬芽も大きくなってくるのだろう。
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モクレンの冬芽:大きいのが欠けたようだ

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 モクレンの冬芽

 次に、近くのハクウンボクへまわった。ハクウンボクの冬芽は、シモクレンほど大きくはないが、同様に沢山の毛が密生している。しかし、シモクレンの冬芽は4枚ぐらいの芽鱗で包まれているのに対し、ハクウンボクの冬芽は葉柄内芽で、芽鱗がなく、裸芽である。冬芽を見ると前回よりは主芽、副芽とも幾分大きくなったように見受ける。
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撮影:19
 
  記  平成29110日(火)