公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヤマナラシのあった場所が特定できなかった

1227日(火)
 
 先日見たヤマナラシについてまだ確信が持てないので、再度、確認するために三ツ池公園へ向かった。何時ものように南門から入り、丘の上広場へ上がって行った。さて、「ヤマナラシがどこにあったか」考えると、位置をしっかり記録していなかったので、迷うことになってしまった。近くに、シダレザクラがあり、サザンカがあった。しかも、ヤマナラシは黄葉していて、冬芽が沢山付いていた。このことを念頭に、探してみたが見当たらない。
 一寸奥まったところに、ヤマナラシらしきものが見つかった。しかし、記憶が曖昧で、確信もてない。エノキの葉に似ていた記憶があったので、似ていると思い近付いてみた。目当ての冬芽を探したが、先日見た沢山かたまっている冬芽の姿はどこにもなかった。「この樹はヤマナラシではなく、エノキになる」と判断した。
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ヤマナラシか?

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 エノキだった

 やはり場所が違っていたようだ。カメラに画像が保存されていることを思い出し、カメラのスイッチを入れた。そして、画像を見ようとした時、とんでもないことが起こっていた。カメラから今までのデータがなくなっている。DCIMフォルダーの中は先程撮ってきたものだけである。これでは、先日の場所を特定できない。今日の目的が果たせなくなってしまった。
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 DCIMフォルダーが消えた

 仕方なく、今日は別のことを考えた。今まで個々の樹木等を追いかけてきたが、これらの樹木の分布図をつくってみようと思いついた。そのために、振出しの南門へ戻った。
 南門を入ると、右側にジュウガツザクラがある。しかし、昨年からこのサクラは葉や花を付けなくなってしまった。入口の道を挟み、メタセコイアイチョウの大きな樹木が茂っている。
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 花を咲かせなくなったジュウガツザクラ

 再び、丘の上広場へ向かい坂道を上って行った。左側の斜面はケヤキの広場になっていて、ケヤキが沢山植えられている。右側の奥はイチョウ、マツなどの大きな樹があり、手前には、カジイチゴやヤブランなどが咲く。
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 丘の上広場へ向かう坂道

 ここを少し上ると、右側にナツツバキ1本、ヒメシャラが2本現れてくる。この二つは花も冬芽もよく似ている。花はナツツバキの方がひとまわり大きいので、花の時期は、この二つを見間違えることはない。いまの時期の姿だと、2つの区別は難しくなる。冬芽の外側の芽鱗の枚数を調べると、この枚数はヒメシャラの方が多いので、2つの違いを知る手掛かりになる。また、木肌を調べるのも1つの手掛かりになる。
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 奥の2本がヒメシャラ、手前がナツツバキ

撮影:1223日等
 
  記  平成281225日(日)