草が刈られた広場
12月26日(月)
下草が刈られると、草原がただの広場に変わってしまう。ここが、このまま遊び場になって、沢山の人が入り込むと、春には、草は生えてこないだろう。刈られても、刈られても毎年同じような光景をつくり出す、草の命は今どうなっているのだろうか。耐えるときには耐え、伸びるときには伸びる。生命の営みは不思議さがある。
草が刈られた広場
ミモザが黄色い蕾をつけている。この蕾は、3月初旬花が咲く。まだ2か月ある。今見ると、直ぐにでも咲き出しそうだが、長い時間をかけ準備をしている様子が分かってくる。植物にはどれも同じように、1つの花を咲かせ、実を結ぶために綿密なプログラムがつくられている。真に不思議でならない。この生き方からは、人も物事をなすときは、このような綿密なプログラムをつくることを教えられる。
ミモザの黄色い蕾
この公園の中央付近に1本のトウカエデの樹がある。このような大きな樹はこの近辺には見当たらない。その点からいうと、この公園を代表する樹と考えてもよさそうだ。この樹は幹に特徴がある。樹皮を見ると、紙のように剥げそうだ。この樹の冬芽を見ようとしたが、低い枝がない。仕方なく望遠で撮影してみたが、ごく小さいせいか、鮮明な写真は得られなかった。
トウカエデ
トウカエデの樹皮
ことを学んだ。しかし、何度見ても、未だこの冬芽の様子が分からない。資料によると、
半円形の葉痕、円形の托葉痕があり、その間に小さく突き出ている冬芽(裸芽)があるというので、見ようとしたが、この写真ではいくつかのものがかたまっていることぐらいしか知ることが出来ない。
ムクゲの冬芽
帰ろうとした時、花壇にビワの花が咲いていた。花はよく見かけるが、注意して見ることはなかった。花は枝先にたくさん集まっている。花弁は5枚で、雄しべが沢山あることが分かった。しかし、雌しべを探したが、写真では見つからなかった。
ビワ
ビワの花
撮影:12月22日
記 平成28年12月22日(木)