衰えていくジンチョウゲ
12月18日(日)
ジンチョウゲの冬芽
カンヒザクラの冬芽はサクラの仲間の中では大きな冬芽をしている。下方が太くなっている点は八重のカンザンによく似ている。2つを別々見ていたのでは、両方の区別はつかない。両方の写真で比べてみても、違いを見つけるのは容易ではない。強いて言えば、カンザンの方が芽鱗の赤みが濃い。葉痕に違いがあるかとみたが、維管束痕は3個で変わらず、形もほぼ同じであった。
カンヒザクラの冬芽
ハナモモの冬芽を見ると、各葉腋に2つずつ対になってついている。冬芽のついている枝は赤紫色で、白色の点模様が無数に広がっている。冬芽は沢山の毛に覆われていて、様子を知ることは出来ない。
ハナモモの冬芽
カリンの樹を見ると、あれだけあった果実が見当たらなくなった。落ちている形跡もない。近くの人がもらって行ったのかもしれない。冬芽を見たが、葉痕の上に2個あるが、今のところ芽鱗が開きかけている感じもするが、よく分からない。葉痕にある維管束痕は3つだろうか。
カリンの冬芽
シダレザクラの冬芽も毛で覆われた芽鱗に包まれている。枝に張り付いている側芽の姿には変化が見られない。頂芽の写真を撮ると、毛が多いところはソメイヨシノに似ている。丁度、上の葉痕が写っていた。3個の維管束痕がはっきり分かる。
シダレザクラの冬芽
つづく
撮影:12月16日
記 平成28年12月16日(金)