公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

黄葉した樹はアカメガシワであった。

1212日(月)
 
 今日はいつもと違うバスに乗った。このバスで行くと、何時ものコースと逆を進むことになる。たまには逆を行くのもいいかもしれない。このコースだと、今まで日が落ちそうなとき撮影していた草木が、明るいところで撮影出来る。
 バスを降り進んで行った。12月に入り、紅葉も終わりの時期に来ている。赤や褐色、黄色染まった葉にみずみずしさがなくなり、見るもの、見るものが萎れがかっている。この樹々の風景を見ていると、すっかり冬に入ってしまったと感じる。
 公園の入り口近くになると、右側の山に褐色の葉をつけた大きな樹が見えてきた。葉は萎れているので、樹木名は直ぐには分からない。幹を見、葉をよく見直すとコナラであることが分かってきた。
イメージ 1
 コナラ

 電柱の傍に黄葉をした樹があった。葉の基は円く、先端は一部が三角形をしていて、先が尖っている。この葉の形で思い出すのはアカメガシワである。アカメガシワの枝は赤みを帯びている。確かに赤みを帯びているか、確認すると、その通りであった。
イメージ 2

 前田の丘の入り口へ来た。ここに案内の標識がある。ここの坂を上って行くと、右手に、ガマズミやエゴノキがある。葉や花があれば、どれがガマズミでエゴノキか、分かりやすいが、この時期は判別が難しい。標識の近くの樹を見ると、紅葉している樹がある。葉に面影が残っていたので、ガマズミと分かった。
イメージ 3
前田の丘の入り口

イメージ 4
ガマズミ
 
 前田の丘へ上がってきた。夏は草が茫々と生い茂っていて、足を入れることも出来なかった広場だったが、草が刈られすっきりしている。向こうの樹まで歩いていくことが出来る。右側はヤマグワの大きな樹があり。枝が広場へと伸びている。
イメージ 5
 前田の丘の広場

 黄色い葉が目に入ったので、奥へ入って行った。葉の形から察すると、先程見たアカメガシワの気がする。冬芽を探した。暖かな日差しの中に冬芽が見つかった。指を握った手首のように見える。この冬芽は裸芽で、これがそのまま葉などになってくる。皺が入っているところは葉芽のイメージがある。
イメージ 6

イメージ 7

 直ぐ隣に葉をつけた樹がある。葉は対生している。思い浮かんだのはマユミの樹である。枝は緑色をしている。冬芽を探すと、対生している葉の葉腋にあった。丸く太っている。これはマユミの冬芽になる。
イメージ 8
 マユミの冬芽

つづく

撮影:128
 
 記  平成281210日(土)