サンシュユの黄色い蕾が出てきた
12月9日(金)
コリア庭園の横の藪に入ったところにムラサキシキブの樹が何本かある。藪に入りかけた時、「もう冬芽が目立ってきてもおかしくない」と思っていたのだが、ムラサキシキブの冬芽が目に入ってこなかった。ムラサキシキブの樹を見ると、未だ葉が沢山付いている。葉をかき分けてみると、冬芽は見えてきた。冬芽は裸芽で星状毛が多い。大きさを計測すると、長さ8㎜、幅1.5㎜と小さかった。この冬芽には短い柄がある。
ムラサキシキブの冬芽
コリア庭園の入り口にブンゴウメがある。この花を見た時、萼が反り返っていたので、アンズと思った。ところが、「ブンゴウメ」と記名されていた。アンズとどこが違うのか、疑問のまま残されている。冬芽は葉腋に複数付いている。小さいが、ふっくらとしているところは普通のウメと変わりがない。大きさを計測すると、長さ2㎜、幅1㎜程である。近く、アンズの冬芽を見て比べてみたい。
ブンゴウメの冬芽
パークセンターの前にある沼地のヨシを見に向かった。今日はこのヨシの穂を見直すつもりでいた。沼へ着くと、ヨシは根元から刈られ、1本の穂もなかった。この光景を見て、がっかりした。仕方なく、同じところにあるネコヤナギの様子を見ることにした。冬芽は赤い芽鱗に包まれていて、大きな変化は見られなかった。大きさを計測してみると、長さ1.3㎝、幅7㎜であった。大きく見えるが計測すると見かけより小さい。
ネコヤナギの冬芽
蕾が出て来たサンシュユ
水田の向こう側にコウバイとハクバイが1本ずつある。今年の2月、コウバイが先に咲き、3月3日にハクバイが続いて咲き出した。ハクバイが咲き出した時にはコウバイは花を終えていた。冬芽に違いがあるかと見たが、違いは殆ど分からなかった。大きさは長さ4㎜、幅2㎜と、どちらも同じだった。拡大写真を見ると、コウバイの方が、丸味があり、ハクバイは先が尖っているように見える。コウバイの方が早く咲くせいか、一足早く丸みを帯びているのかもしれない。
コウバイの冬芽
ハクバイの冬芽
つづく
撮影:12月2日
記 平成28年12月5日(月)