ナンキンハゼの種子
12月9日(金)
寒くなった広場に高齢者のグループの姿が見えた。皆さんどこからかの帰りなのだろうか。まごまごしていたが、ベンチの方へ移動を始めた。ベンチへ坐って休むのだろうかと思ったら、そのまま通り過ぎて行った。
ケヤキの並木
中央広場を越えると、ナンキンハゼの樹が見えてくる。ここには両端に1本ずつナンキンハゼの樹がある。葉は少し黄色みを帯びているが、全体は緑色をしている。この葉もいずれは黄色くなり枯れていく。葉の中の果実を探した。ナンキンハゼの果実は既に外側の皮が剥がれ、灰白色をしている種子が現れている。種子は数個がかたまって、枝に吊下るように付いている。
ナンキンハゼ
ナンキンハゼの種子
まだ3時前だというのに大分薄暗くなってきた。下の広場へ通じる土手にトチノキがあるので、その冬芽の様子を伺うことにした。カメラを向けて見ると、真っ黒に見える。光が足りないことが分かる。撮影する向きをいろいろ変えて、何とか冬芽を捉えてみた。太った楕円形をしている。冬芽は樹脂に覆われ、べとべとしているというが、写真からは分からない。以前撮影した写真などを見ると、艶が見られるので、樹脂に覆われていると思える。残念だが、冬芽は高いところにあるので、いまだに触って事がない。
トチノキの冬芽
紅葉の景色
ヒノキの葉に黄色く染まった部分がある。ヒノキやサワラに時々このような光景を見る。この樹は確かにヒノキの樹であることを以前調べたことがあるが、この樹を見ると不安が出てくる。もう1度調べて見た。葉の裏の白色の模様がY形になっていれば、ヒノキになる。確認すると、記憶通りY形になっている。
ヒノキ
葉の裏
完
撮影:11月30日
記 平成28年12月2日(金)