公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ナンキンハゼの種子

129日(金)
 
  寒くなった広場に高齢者のグループの姿が見えた。皆さんどこからかの帰りなのだろうか。まごまごしていたが、ベンチの方へ移動を始めた。ベンチへ坐って休むのだろうかと思ったら、そのまま通り過ぎて行った。
 公園の中央門を入ったところはケヤキの並木になっている。ケヤキは赤褐色から黄褐色に染まっている。日が出ていれば、もう少し鮮やかに映るだろうが、今日の写真には寂しさが感じられる。
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 ケヤキの並木

 中央広場を越えると、ナンキンハゼの樹が見えてくる。ここには両端に1本ずつナンキンハゼの樹がある。葉は少し黄色みを帯びているが、全体は緑色をしている。この葉もいずれは黄色くなり枯れていく。葉の中の果実を探した。ナンキンハゼの果実は既に外側の皮が剥がれ、灰白色をしている種子が現れている。種子は数個がかたまって、枝に吊下るように付いている。
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ナンキンハゼ
 
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ナンキンハゼの種子

 まだ3時前だというのに大分薄暗くなってきた。下の広場へ通じる土手にトチノキがあるので、その冬芽の様子を伺うことにした。カメラを向けて見ると、真っ黒に見える。光が足りないことが分かる。撮影する向きをいろいろ変えて、何とか冬芽を捉えてみた。太った楕円形をしている。冬芽は樹脂に覆われ、べとべとしているというが、写真からは分からない。以前撮影した写真などを見ると、艶が見られるので、樹脂に覆われていると思える。残念だが、冬芽は高いところにあるので、いまだに触って事がない。
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 トチノキの冬芽

 上から下の広場を見ると、綺麗な紅葉の景色が臨める。中央の4本の樹はモミジバフウである。緑、黄緑のコナラ、赤のカエデの彩りが美しい。
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 紅葉の景色

 ヒノキの葉に黄色く染まった部分がある。ヒノキやサワラに時々このような光景を見る。この樹は確かにヒノキの樹であることを以前調べたことがあるが、この樹を見ると不安が出てくる。もう1度調べて見た。葉の裏の白色の模様がY形になっていれば、ヒノキになる。確認すると、記憶通りY形になっている。
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ヒノキ

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葉の裏


撮影:1130

  記  平成28122日(金)