公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

もみじ休憩所の紅葉

1125日(金)
 
 昨日の天気が嘘のようで、今日は、朝から曇り空で寒い。天気予報によると、今夜あたり雪が降るらしい。観察日和でないが、このところ久しくしていた舞岡公園へ出かけてみた。
 バス停で時刻表を見ると、バスは出たらしい。次のバスを待とうとしていると、バスが来た。何時もの行先でないと思っていたら、どういう訳か何時もの行先へ着いた。
 公園へ入ると、駐車場は車が満杯になっている。これは何か催し物がありそうだと思った。ケヤキ広場へ入ると、周りの樹々は紅葉の風景になっている。ヤマハギの道からばらの丸の橋へ向かった。ヤマハギは葉や果実がなくなり、棒状に変わっている。前方に見えるのは、クヌギの紅葉である。クヌギの葉は、黄褐色になっている。道の端は落ち葉で埋め尽くされている。落ち葉を見ると、多くはクヌギである。
イメージ 1
 クヌギと落ち葉

 ばらの丸の橋が見える。橋の向こう側に見える樹は、左からアカシデを、カエデ、コナラになる。アカシデ、コナラは紅葉しているが、中央のカエデはまだ青々としている。
イメージ 2
 アカシデ、カエデ、コナラ

 何時もの通り、アカシデを見た。葉が大分少なくなり、果実を包んでいる苞葉が目立ってきた。この苞葉は大分変色し、乾いているので、触ると落ちやすくなっている。種子を見ようと触ると、案の定、枝からポロリと落ちてきた。苞葉の中を見ると、種子が未だ入っている。枯れた苞葉を掴み、中の種子を見ようとしたら、自然と種子がこぼれてきた。種子は12㎜と小さい。冬芽は幾分大きくなっているように見えたが、計測すると、長さが9㎜、幅が2㎜と前回とほぼ変わらなかった。
イメージ 3
アカシデ

イメージ 4
アカシデの冬芽

イメージ 5
 苞葉と種子

 橋を渡ると、キブシの樹が続いて出てくる。枝には、冬芽をつけた長い花序が吊下っている。写真は先日のキブシとは別ものだが、外側の芽鱗より内側の冬芽の占める部分が多くなっている。ということは、中の冬芽が外へ出てきたことになる。
イメージ 6
キブシ

イメージ 7
キブシの冬芽
 
 もみじ休憩所へ着くと、全てのカエデが紅葉し、先日とは全く違った景色になっている。葉は、真っ赤そのものである。「もみじ」の言葉に相応しい景色である。曇り空であるが、多くの人が出ていて、紅葉を楽しんでいる。子供達は親元を離れ、遊びに夢中になっている。
イメージ 8
もみじ休憩所の紅葉

つづく

 撮影:1123
  記  平成281123日(水)