公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ツワブキが転々と咲いている

1123日(水)
 
 中の池と下ノ池に間の堤にヨコハマヒザクラがある。このサクラは兼六園熊谷とカンヒザクラからつくられたというので、花は赤みを帯びている。冬芽を見ると、枝先に5個ぐらいかたまっている。芽鱗には毛が無く、中央付近がこんもりと膨らんでいる。1番大きそうなものを計測してみると、長さ8㎜、幅3㎜あった。
イメージ 1
 ヨコハマヒザクラの冬芽

 湖面に目をやると、コナラが見える。夏季には葉が沢山茂り、緑の景観を見せてくれる。先程、コナラを見てきたが、此方のコナラの黄葉も始まったばかりのようだ。黄葉を始めながら、落葉も進行しているので、ケヤキやカツラの様な景観になるだろうか。
イメージ 2
 コナラ

 堤の下の池側に葉の一部が黄色くなったサワラがある。日頃注意して見ている樹木ではないが、黄色と緑がまだらになった光景を見ると、自然と目が行くようになる。サワラとヒノキがよく似ているが、裏面の白色模様を見ると2つの違いが分かるという。裏面の模様はX型になっているので、この樹はサワラになる。
イメージ 3
 サワラ

 パークセンターの前に出た。水路沿いに進むと、崖の縁にツワブキが点々と咲いている。花の少ない時期なので、大きく開いた黄色い花が一際目立つ。一寸見た感じはヒマワリに似ている。
イメージ 4

 進んで行くと、ピンクの果実をつけたマユミの樹が目に入って来る。「綺麗な色だなぁ」と思う。四角張った果実の多くは開いており、中の種子を弾き飛ばしたようだ。赤い果実が残っているだろうかと探すと、まだいくらか残っていた。
イメージ 5
 マユミの果実

 ミツマタの最初の蕾が開き始め、次第に口が大きくなり、中の花芽が沢山見え出してきた。ミツマタは寒い時に花を開く。雪の中での開花が印象に残っている。
イメージ 6

撮影:1116
 
  記  平成281119日(土)