公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

黄葉したユリノキがあった

1121日(月)
 
 花の広場に入ると、小学生が遠足に来ていて、お昼を楽しそうに食べていた。外側をまわり奥へ進んで行った。奥に、葉が黄褐色になった1本の高い樹があった。樹形から見ると、ケヤキでないようだ。すると何の樹になるのだろうか。ここの広場には何度も来ているが、この樹の存在には気が付いていなかった。
 近付いてみた。最初に冬芽を見ると、ホオノキに似ているが、色が緑色で、違っていた。この冬芽だけでは名前が出て来ないので、葉を手掛かりにしようと、上空の葉を見た。しかし葉は大きいことが分かったが、それ以外は分からなかった。そこで、落ちている葉はないかと探した。探すと、直ぐに見つかった。その葉を見て、これはユリノキになることが分かった。ここから高台に上るとユリの樹があることは知っていたが、ここにあるとは知らなかった。もう1度、上空の葉を見直した。すると、今度は先程見えなかったユリノキの葉が見えて来た。この樹がユリノキと分かり、先程分からなかった冬芽も思い出してきた。冬芽の近くに葉痕があったので、写真に撮ってみた。維管束痕は10個と言われるが、8個ぐらいは分かる。
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ユリノキの冬芽

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維管束痕
 
 ユリノキの手前に、花がダリアに似た背丈の高い樹がある。これは草本というより木本と言った方がいい。コウテイダリアと言い、色々な公園で見るようになった。葉はウルシのような複葉で、ダリアのような大きな花を咲かせている。
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 コウテイダリア
 
 コウテイダリアの後ろにサザンカがある。手前が白色で、後ろが赤いサザンカになっている。今は、手前の白色の方が、花が沢山付いている。しかも。これは八重になっている。
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 ここの広場には、シダレソメイヨシノという珍しいシダレザクラがある。花は名の通り、ソメイヨシノと同じで、枝が垂れている。普通のシダレザクラの冬芽とどう違うか見た。芽鱗が沢山の毛で覆われているところはソメイヨシノと変わりがないが形や大きさはソメイヨシノとは違い、普通のシダレザクラの冬芽と同じように小さく、枝に張り付いている。
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シダレソメイヨシノの冬芽

つづく

撮影:1116日
 
  記  平成281118日(金)