紅葉と冬芽
11月19日(土)
南門を入ると、池の端にフユザクラが見える。薄日である上に、ここがまた、日陰になっている。撮影してみた。先日よりは幾分よさそうだ。花の直径は2.5㎝ぐらいである。
フユザクラ
池の対岸に綺麗な景色が見える。この景色を見ていると、思わず写真が撮りたくなった。手前のカエデ、その後ろのホホノキ、その背後のサワラ、ケヤキの織り成す色彩が上手く調和している。特にうっすらと色付き始めたカエデが引き立っている。
カエデと紅葉
上空に見えるホオノキの冬芽を見た。上空は明るいので、先日より鮮明な写真が撮れそうに思った。ホオノキの冬芽は、冬芽の中では大きい方に入る。形は、先が次第に細くなる矢尻型をしている。芽鱗の中央に縦方向の筋が見える。ここから2つに割れると思われる。
ホオノキ
ホオノキの冬芽
ケヤキの黄葉
少し進むと滝の広場へ出た。滝の広場の入り口の道沿いには、4本のトチノキが並んでいる。いずれも背丈が高い。今は、葉がほとんどなく、枝の先には冬芽が見える。下の方の冬芽を探し、撮影した。光の加減で色が分かり難いが、例年の記録では暗赤褐色をしている。
トチノキの冬芽
フユザクラが咲いている。そのそばにコブシが見えた。モクレンの冬芽を小さくした形をしている。写真を見ただけでは、コブシの冬芽との区別が難しい。「モクレンの冬芽は上を向き、コブシの冬芽は方向が定まらない」ことを知ってから、この2つの冬芽の区別ができるようになった。大きい冬芽の大きさを計測してみた。長さが2.2㎝、幅が1.0㎝あった。
対岸に紅葉の景色が広がっている。湖面と織り成す風景が絵になっている。遠くから樹木の種類を判断するのは難しいが。赤みがかっているのはサクラで、黄色くなっているのはケヤキと思われる。
湖面と紅葉
つづく
撮影:11月16日
記 平成28年11月18日(金)