この小さい花はアキノタムラソウ?
11月13日(日)
「ツリフネソウの果実が飛ぶ」面白い現象を見て進むと、植え込みの中に10㎝に満たない背丈の草が花をつけていた。薄いピンクの花である。思わず、「何だろうか」と見ることになった。葉の形から見て、イヌコウジュでないかと思えた。しかし、花弁に毛の様なものが沢山見えるので、違うようだ。アキノタムラソウにも似ているが、アキノタムラソウは花が半輪生になっている。この辺が際どいので、アキノタムラソウとは言い切れないところがある。すると、何になるのだろうか。
アキノタムラソウ?
煌びやかに輝いていたオミナエシが花期を終え、ひっそりしてきた。今はオミナエシの存在は分からなくなっている。オミナエシの隣にミツマタがある。ミツマタを見ると、蕾が開き、次の蕾が現れてきた。沢山の蕾の周りにある葉のようなものはこの蕾全体を包んでいた総苞で、花が開く時には落ちてなくなる運命になっている。
ミツマタ:
クサギが再び目立つようになってきた。クサギは、この果実の時が一番きれいに映るように思える。真っ赤な萼の中央に濃紺の球がついている。また、横から見ると、真っ赤な萼が反っているので、羽根つきの羽根のように見える。
クサギの果実
植込みの中にコムラサキが見える。歩いていると何本か見つかった。いずれも赤紫色に輝いていた果実の数が少なくなり、色も褪せている。葉も色が変わり始めている。
古民家を離れ、畦道に出た。白色の小さな花が見えてきた。ミゾソバと分かる。前回はミゾソバが沢山あったと思ったが、今日は始めて見た。数が少なくなったと思える。花を見たが、時刻が3時を過ぎていたので、すべて閉じてしまっていた。
水路から離れた奥に青紫色のツリガネニンジンらしきものが見える。望遠写真を撮ってみると、やはりツリガネニンジンだった。ツリガネニンジンは昨年も遅くまで咲いていた。再び見ることによって、ツリガネニンジンは秋遅くまで咲く花だと再度理解した。
つづく
撮影:11月5日
記 平成28年11月7日(月)