マルバハギ、ヤマハギ、ミヤギノハギ
10月20日(木)
ユウガギク、シラヤマギクと確認したが、いつまでもノコンギクが見つからなかったが、やっとノコンギクを見つかり、一安心した。15日には、まだ色々なものを撮影したのだが、カメラを置き忘れてしまい、データが無くなってしまった。急遽一部だけを撮り直したので、大部分を省かなければならなくなったのが残念だ。カメラが出てくることを願っているのだが、4日間が過ぎ去った。不運であった。
中の池と下ノ池の間の堤にハギが咲いている。昨年、ここに咲くハギを見て、マルバハギ、ヤマハギ、ミヤギノハギの3種類が揃っていそうだと思った。今年はしっかり観察しようと構えていたのだが、花の数が増えず、中々その機会が巡ってこなかった。そのうちハギの花の花期が終わりに近づいてしまった。
これはマルバハギだろうか。マルバハギは、3つのハギのうち、葉に丸味があり、花序が短く、葉に隠されたような姿をしている。このハギは該当しそうに思える。最初、葉の形で区別しようとしていたが、ヤマハギの葉にもかなり丸い形のものがあって、葉の形では区別が難しいと思えてきた。写真の葉もどちらに入るのか悩む。花序の長さと葉の形の両方を合わせて考えると、このハギはマルバハギに近いと思える。
マルバハギ
マルバハギの花
此方のハギの花序は明らかに長い。従って、マルバハギではなくなり、ヤマハギかミヤギノハギになる。この二つの違いは、花では、翼弁と竜骨弁の長さの違いにある。ミヤギノハギは竜骨弁が明らかに長い。この写真を見ると、竜骨弁が翼弁よりも幾分長くなっている。従って、ミヤギノハギの可能性が捨てきれない。葉では、ミヤギノハギの葉は幾分細身であるが、この葉は細身ではない。すると、際どいが、このハギはヤマハギになりそうだ。
ヤマハギの花
3つ目のハギを見た。2つのハギには葉があり、花があったが、このハギには葉が殆ど無く、花も少ない。花序は長いものが見える。残っていた葉を見ると、前の2つのハギより、細目になっている。竜骨弁は翼弁よりも長いと言えそうだ。判断は難しいが、このハギはミヤギノハギになりそうだ。
ミヤギノハギの花
今年は、この3つのハギをしっかり区別できるようにしたいと思っていたが、昨年よりも不確かな状態で終りそうだ。失くしたカメラにはもう少し鮮明な写真が残っているのだが・・・、出てきてくれることを願っている。
撮影:10月18日
記 平成28年10月18日(火)