これはサヤヌカグサだろうか
10月18日(火)
水田の畦道は楽しみの多いところである。畦道へ下りて行くとオオイヌタデが見えた。名前の通りタデで、背丈、葉、穂とも他のタデとははるかに大きいので、オオイヌタデと分かる。市内の公園をいくつか歩いているが、オオイヌタデはここでしか見ることが出来ない。この地区が未だ未開発の時このオオイヌタデがどこでも見られたことを覚えている。
オオイヌタデ
ユウガギクが見事に咲いている。昔、ヨメナの花を探し、この花などを見ていたことを思い出す。その後、この辺にはヨメナはないことが分かり、それに近いユウガギクが印象に残っている。ユウガギクはノコンギクともよく似ている。違いを調べているが、まだよく分かっていない。「小花の冠毛を調べればいい」との説明があるので、調べるが、丁寧に小花を取らないと、下の子房とともに冠毛が抜けてしまうため確認が出来ない。
ユウガギク
ユウガギクの花
水際にタカサブロウが見えた。水田を見ていくとタカサブロウにアメリカタカサブロウと書かれた標識があった。すると、今見た花はアメリカタカサブロウになるのだろうか。タカサブロウとアメリカタカサブロウとはどこが違うのだろうか。調べると、タカサブロウの果実には翼があり、アメリカタカサブロウにはないという。未だ果実が出来ていないので、確認が難しい。
アメリカタカサブロウ
水際に一寸見ると、葉がササに似ているものがあった。細くまっすぐに伸びた茎の先に、花序がついている。花序から伸びる小穂の枝は棒状に見える。その小穂を拡大して見ると、1つ1つ小花がついていて、白色の糸状のものが見える。雄しべか雌しべと思うがよく分からない。調べると、サヤヌカグサとなるらしい。
サヤヌカグサ?
サヤヌカグサ?の小花
撮影:10月2日
記 平成28年10月7日(金)