公園のマツヨイグサはオオマツヨイグサになりそうだ
9月23日(金)
試料
ここのマツヨイグサンついては以前調べたことがある。しかし、確信が持てないまま現在に至っている。
試料の葉
試料:萎んだ花
観察結果
背丈:150㎝以上 花の直径:3.5~4㎝
葉:柄がない、長さ6㎝、幅2cm、縁に浅い鋸歯がある
茎:上の方は緑色だが、下の方は赤みを帯びている、全体に毛が多い
果実:長さ1.7㎝
保育社図鑑の中の検索図
2.葉はやや浅い緑色で、長楕円形-長楕円状披針形、幅1-3㎝・・・
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更にオオイマツヨイグサについてその特徴を調べて見ると
保育社図鑑
茎葉は、長楕円形で、短い柄があり、長さ6-15㎝、幅2-4㎝、疎らに樹があり、・
・・茎は高さ80-150㎝、粗毛が散生する。・・・果実は基部の方が太い。
長田武正著原色日本帰化植物図鑑
茎は80~150㎝、前面に立った硬い毛があり、毛の基部はふくれて暗赤色の凸点とな る。根生葉は有柄で、先が円く、茎上の葉は無柄先が尖り・・・葉面が強く凹凸する。
中央脈の上面は帯白色。
杉本順一著日本草本植物総検索誌によると 花径7~10㎝、花序は細長く、著しく密集しない、萼筒の長さ4~5㎝
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上記の資料を参考に試料をみると、背丈、葉の幅、長さについては、オオイマツヨイグサの要件を満たしている。茎の粗毛、硬い毛についても満たしている。長田武正さんの「毛の基部はふくれて、暗赤色の凸点となる」点に興味が惹かれる。他の資料ではこの点に触れられていない。早速確認した。
茎を見ると、「上の方は緑色だが、下の方は赤みを帯びている、全体に毛が多い」点は観察結果のところで書いている。
毛の根元を注意して見ると、赤い点が散在している。更に拡大して見ると、盛り上がっているように見える。長田さんの記述が確認出来る。
下の方は赤みを帯びている、全体に毛が多い
赤い点が散在し、付け根が盛り上がっている
撮影:9月18日
記 平成28年9月18日(土)