公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

サルスベリ、ハナミズキに果実が見え始める

921日(水)
 
  公園にはギョイコウという緑色の花を咲かせるサクラの樹がある。この樹を見ると、上の方の葉が落ちている。このところの雨続きで葉が耐えられなくなったのだろうか。それにしてもまだ9月の中旬である。葉が落ちるのには少し早いと思う。ギョイコウの冬芽を見ようと思ったが、手の届く高さに枝がないので、見ることが出来なかった。後日確認したい。
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 ギョイコウ

 このサルスベリには花が少ない。どうしたのかと思って、よく見ると、緑色の果実が出来ている。あの大きな花のつくりを理解していないと、花と果実がつながらない。単純に考えると、中心から出た11本の柄に果実が半放射状に付くと思ってしまう。紅く縮れたものが1枚の花弁だったと思えば、それが集まったところに1つの果実が出来、このような光景になると理解できる
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 サルスベリの果実

 ユキヤギの近くに。コニシキソウが見える。対生になった小葉が地面に伏し、広がっている姿はコニシキソウ独特の光景である。花は小さい。どうなっているだろうかと写真を撮ったが、よく分からない。コニシキソウに似たものにニシキソウがあるという。この2つを今まで注意して見分けていなかった。資料によると、コニシキソウのさく果には毛があり、ニシキソウのさく果には毛が無いという。写真で見ると、このさく果には毛があるので、コニシキソウになりそうだ。
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コニシキソウのさく果:毛がある

例年の今頃、ここの花壇一帯にはキンエノコロが繁茂する。草刈り間もないところか、このキンエノコロは見るからにかわいそうだ。上の部分が刈り取られたため、急遽、下の株から穂を出している。小さな穂が一面に出て、命を繋ごうとしている。
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例年キンエノコロが繁茂したところ

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 小さな穂を出しキンエノコロ

 公園の中央にハナミズキの樹が弧状に何本か植えられている。そろそろ果実が見えるのではと思って近づいた。果実は少ない。それでも探すと、濃いオレンジ色に染まった果実が2つ見つかった。周りに見られる小さなものは何だろうか。調べて見たが、これについて説明しているものは見つからなかった。よく見ると、上の方には雌しべの残りがついている。このことから判断すると、やはりこれから果実に成長していくものと思われる。帽子の様な形をしたものがある。此方は冬芽らしい。既に、冬芽になったのだろうか、少し早い気がする。
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 ハナミズキの冬芽

 ネムノキが随分大きくなり、花をつけている。葉を落とした時の姿からは、このような大きな姿は浮び上ってこない。葉があると、こんなにも大きくなるんだなぁとしみじみ感じた。他所では、もうネムノキの花は見られない。ほとんどが果実期へと移行している。ここのは花期が少し後にずれているので、他所で見損なったとき都合がいい。
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大きくなったネムノキ

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ネムノキの花
 
撮影:914
 
  記  平成28916()