公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

シダレザクラの葉は散ってしまった

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 カリンの冬芽はどうなっているのかと覗いてみた。ここのカリンは枝を横へ伸ばさず、上へ伸ばしている。カリンの樹はこういう樹形になるのだろうか。別の公園にもカリンの樹があるが、この樹の樹形とは違っている。まだ2本しか見ていないので樹形については何とも言えない。肝心の冬芽を探したが、どこにあるのか見つからない。葉腋に茶褐色の小さな塊が見えた。肉眼では詳細を捉えにくいが、これが冬芽のようだ。拡大して見ると、毛で覆われた芽鱗で覆われていることが分かった。
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 カリンの冬芽

 マテバシイは身近に見られる樹木であり、大抵の公園で見ることができる。今この樹の下へ行くと果実(ドングリ)が落ちている。細長い鉄砲玉のような形をしている。表面は艶があり、綺麗なので、子供たちがよく拾っていく。この冬芽を見た。葉腋に小さな丸い球がついている。これが冬芽である。枝の先だと、この冬芽が複数ついている。
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 シダレザクラを見ると葉がほとんど落ちてしまっている。落葉することは知っているが、9月の段階でこんな姿になるのだろうか。昨年までの姿の記録がないので、原因が分からない。冬芽は葉腋にぴたり寄り添うようについている。他のサクラよりは小さいが、冬芽の原型は既に出来上がっている。
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 シダレザクラ:すっかり葉が落ちている

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 シモクレンの葉も大分痛んでいる。8月の日照りと、このところの天候の不順で、落葉が早まっているのだろうか。シダレザクラと同様、この葉も長持ちはしそうもない。このシモクレンは他のところのシモクレンの花期が終えてから咲き出す。そのため、冬芽などはよく見ていなかった。今、毛に覆われた冬芽が出来上がっている。もう冬場に見かけるのとほとんど変わりない。1つは毛皮の一部が剥がれて、内部が見えている。虫にでも食べられたのだろうか。
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 モクレンの冬芽

 公民館の横にハナモモとハクウンボクがある。このハクウンボクが綺麗な花を咲かせるのだが、毎年撮影を見逃してしまっている。この花が咲く時期は、各地で色々な花が咲き始めるので、各所へ飛び回ってしまう。気が付いた時は何時も花が終えている。今年も冬芽を見る時期に入ってしまった。冬芽はまだよく見えない。例年見るときは、既に副芽を伴った姿を見るが、今日の冬芽には副芽が見えない。これから出来てくるのかも知れない。
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中央の左:ハクウンボク 中央の右:ハナモモ

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撮影:914
 
  記  平成28916()