公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

姿を変えたカリンとヒガンザクラ?

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  浦島公園は大きな樹木が少ないため、公園のどこでも日がよく当たる。また、年に何回か有志の方が草刈りをしてくれるので、綺麗に整った公園である。
34本のヤブランが咲いている。ここはヤエザクラ、ハクチョウゲ、門柱で囲まれ、日陰になっている。ヤブランにはこういう日陰があっているようで、濃い紫色をしている。公園内には何ヶ所かにヤブランがあるが、多くは日向にある。日向にあるものにはまだ花が見えない。
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 久しぶりに見るサルスベリの花の色が濃くなっている。ピンクというより赤に近い。この花を見ると、どれが1つの花だろうかと迷う。ピンクの縮れた花みたいのが1枚の花弁であり、その根元を見ると、柄のようなものが奥へ伸びている。その奥を見ると、先程の柄のようなものが数本集まり、その中心に沢山の雄しべがある。これ全体が1つの大きな花であることが見えてくる。
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 東門から入ったところは主に幼児が遊べる場所になっている。幼児の遊ぶ砂場へ通じる広場を見ると、一面にコスズメガヤが生えている。暑い8月には、一時コスズメガヤの勢いが衰え始め、このまま枯れていくかと思えたが、このところの雨続きの天気もあってか、8月よりも勢いが出てきて、復活してきたようだ。日が出るとコスズメガヤは花火のように眩しく輝いて見える。
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 スズメガヤの花

 717日、カンヒザクラの来年の花になるであろうと思われる冬芽(花芽)を見た。それから2か月が経った。何か変化が現れているかと見たが、表面上は何の変化も見られなかった。一旦ある程度外側を固めてから内部の組織などをつくり出すのではないかと思われる。冬芽を犠牲にしない限り、内部の変化は知ることが出来ない段階へ来たようだ。
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 ハナモモの冬芽を見た。カンヒザクラと同じように既に一定の大きさになっている。表面も冬場に見るように豊かな毛で覆われ、外側は冬芽をつくる準備が整ったようだ。
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 ハナモモの冬芽

 カリンの樹の横にあったヒガンザクラ(まだ確信していない)がどこへ行ったのか分からなくなった。カリンの樹は上へ高く伸び姿を変えたが、分かった。カリンの樹に寄り添うように、大きくなり葉を沢山茂らせている樹がある。この樹だろうか。花の時期は葉がないので、二回りぐらい小さい。この樹に間違いない。随分大きくなったものだ。
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 左:カリン 右:ヒガンザクラ?

 ヒガンザクラ(まだ確信していない)の冬芽を見た。表面に毛が無く、艶があるところはカンヒザクラの冬芽と共通している。カンヒザクラはずんぐり形だが、ヒガンザクラ(まだ確信していない)の冬芽はほっそりしている。
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ヒガンザクラ?の冬芽
 
撮影:914
 
  記  平成28915()