公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

シロバナハギが咲く

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 小高い丘から第2ネムノキ休憩所へ戻ってきた。ここのアザミがノハラアザミか確認したかった。また、ここの大きなユウガギクの花も確認したかった。残念な思いをしながら休憩所へ戻って休みをとった。期待が大きく外れ、気落ちをしていると、左の下草にナンバンギセルが顔を出していた。「ああ、ここにナンバンギセルがあった」と思い付いた。先日、偶然ここでナンバンギセルを見つけた。写真を撮るのに夢中になり、ナンバンギセルがススキに寄生していることを忘れていた。今日は、確認しようと試みた。ナンバンギセルはススキの根元に生えているササの中にあった。ササをかき分けたが、寄生していることは確認できなかった。先日は数輪しか見られなかったが、よく見ると、ここのササの根元にはナンバンギセルがいくつもあることが分かった。「こんなにも沢山あるのかぁ」と驚いた。
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 ススキの根元に生えているササの中にあった

 ベンチの後ろを見ると、ヌスビトハギとミズヒキが激しく混生している。何方も今が最盛期のように見える。ヌスビトハギやミズヒキは長い花茎を出し、小さな小花を沢山付けている。ヌスビトハギの薄いピンク、ミズヒキの赤が目に綺麗に映る。過ってこの二つの綺麗なところを写真に収めようとしたが、中々難しかった。今でも機会があれば、試みようと思っている。2つに気を取られていたら、後ろのアザミに気が付かなかった。背丈が高いが、まだ花をつけていない。「この段階で名前が分かったなぁ」と思っている。大形だから、若しかしたらタイアザミかもしれない。
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ヌスビトハギとミズヒキが混生

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ヌスビトハギ
 
 
 このツリガネニンジンは白色である。よく日が当たっているころのツリガネニンジンには色がうすくなっているものがある。若しかしたら、この花も日光に当り色が褪せ、うすくなったのかと思った。しかし、直ぐ傍に蕾がある。どうも最初から白色らしい。資料を見るツリガネニンジンの花冠は淡紫色または白色でとあった。やはり、もともと白色であったことが分かった。
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 古民家へ入ってきた。ここに入ると何時も落ち着いた雰囲気に浸れる。門を入ったところに白色のハギが花をつけていた。白色のハギは珍しい。勝手にシロバナハギと呼んでいるが、本当の名前は何というのだろうか。花のつくりから見ると、竜骨弁が長く突き出ているので、ミヤギノハギの仲間に入ると思える。
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シロバナハギ

撮影91
 
  記  平成2895()