無念 アザミ、ユウガギクは刈り取られてしまった
9月6日(火)
水路の向こうから枝を伸ばし、花をつけているものがある。先日は蕾だったので、直ぐには名前が分からなかった。しかし、青白く細長い蕾の形を見てツリガネニンジンではないかと思った。今日は確かかどうか確認した。青白い花を見ると、ツリガネニンジンに間違いなかった。
ネムノキ休憩所へやって来た。ベンチは3人の先客がいて話している。大分立っていたので、端に席を取り休憩をとった。前に広がる水田やその向こうのばらの丸の丘の樹木を見ていた。緑を見ていると、気持ちが和らぐ。ここは名前の通りネムノキが沢山ある。目をネムノキへ移すと、果実の新緑が目に入ってきた。思わず「綺麗だ」と思った。アップ写真を撮ると、房の中にいくつものの種子が見える。
ネムノキの果実
休憩後、古井戸を見て炭焼き小屋へ向かった。その時、目の前に広がる光景を見て唖然とした。下草はすべてが刈り取られている。ここにはアザミがあり、ユウガギクがあった。何方も再度調べて見ようとしていたところだった。公園の管理ということもあるが、大変残念だった。
草はすべてが刈り取られていた
「アザミ、ユウガギクはどこへ行ったのだろうか」との思いをしながら古井戸から小高いところへ上って行った。ここの草には人の手が入っていなかった。キツネノマゴが一面に咲いている。アカツメクサ、コセンダングサ、ツユクサ、アキカラマツなどを見ることができる。
小高いところの草原
未だ、アキノタムラソウはあちこちに見えるが、花が散り出している。9月に入ったばかりというのにもう花期が終わりなのだろうか。ヤマハッカがあった。もうあまり見かけなくなったが、せっかく見つかったので写真に収めた。
ヤマハッカ
撮影:9月1日
記 平成28年9月3日(土)