公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

無念 アザミ、ユウガギクは刈り取られてしまった

96(火)
 
  水路の向こうから枝を伸ばし、花をつけているものがある。先日は蕾だったので、直ぐには名前が分からなかった。しかし、青白く細長い蕾の形を見てツリガネニンジンではないかと思った。今日は確かかどうか確認した。青白い花を見ると、ツリガネニンジンに間違いなかった。
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 ネムノキ休憩所へやって来た。ベンチは3人の先客がいて話している。大分立っていたので、端に席を取り休憩をとった。前に広がる水田やその向こうのばらの丸の丘の樹木を見ていた。緑を見ていると、気持ちが和らぐ。ここは名前の通りネムノキが沢山ある。目をネムノキへ移すと、果実の新緑が目に入ってきた。思わず「綺麗だ」と思った。アップ写真を撮ると、房の中にいくつものの種子が見える。
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 ネムノキの果実

 休憩後、古井戸を見て炭焼き小屋へ向かった。その時、目の前に広がる光景を見て唖然とした。下草はすべてが刈り取られている。ここにはアザミがあり、ユウガギクがあった。何方も再度調べて見ようとしていたところだった。公園の管理ということもあるが、大変残念だった。
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 草はすべてが刈り取られていた

 「アザミ、ユウガギクはどこへ行ったのだろうか」との思いをしながら古井戸から小高いところへ上って行った。ここの草には人の手が入っていなかった。キツネノマゴが一面に咲いている。アカツメクサコセンダングサツユクサ、アキカラマツなどを見ることができる。
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 小高いところの草原

 これは何だろうか。コマツナギと思うが葉が大きく、花が少ない。色々な角度から見たり、余計なものを除いたりして見た。複葉の葉、立ち上がる花序を見ると、やはりコマツナギのようだ。
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 未だ、アキノタムラソウはあちこちに見えるが、花が散り出している。9月に入ったばかりというのにもう花期が終わりなのだろうか。ヤマハッカがあった。もうあまり見かけなくなったが、せっかく見つかったので写真に収めた。
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 ヤマハッカ

撮影:91
 
  記  平成2893()