キリの花芽を見る
8月22日(月)
水田に出たところにキリの樹がある。今日、枝先の写真を撮って見ると、果実とは違い柔らかな毛に包まれた楕円形のものが写っていた。これは花芽に見える。調べると、やはり花芽であった。この大きな花芽を見ると、もうすぐ咲くような気がする。キリは随分早くから翌年の準備をしていることが分かった。
キリの花芽
キリの枝が手の届く高さにあったので、大きな葉を知ろうといろいろ調べた。触ってみると、厚い。長さが26㎝、幅が23㎝もあった。表面は短い毛が密集している。裏面を見ると、表面よりも毛が密集している。綿毛や絨毯のようだ。このような毛は星状毛だという。
アキノタムラソウと思われる紫色の花が見えた。タンキリマメか、マメ科のつるに絡まれている。今日はこの花を調べるのが1つの目的になっている。アキノタムラソウとナツノタムラソウとはどこが違うだろうか。大抵の説明書には、「ナツノタムラソウは雄しべが花弁より突き出ていて、色が濃い」と説明されている。この花の雄しべは花弁から長く突き出ていないので、アキノタムラソウになりそうだ。
アキノタムラソウ
直ぐ傍にジュズダマがあった。ここは立地条件がいいのか、背丈が高く、大きい。丁度花が咲いている。丸い球体は苞葉で、そこから紐状の雌しべが出ており、その先に、雄花の花序があり、葯が飛び出ているのが分かる。この花は、先日別の場所でも見ている。
田の畔を歩いていると、シマスズメノヒエが目に付く。これを見ると、スズメノヒエはないものかと確認してみるが、スズメノヒエにぶつかることはない。これは小花に毛が少なそうに見えたので、アップ写真を撮り確認した。やはり小花に毛が見える。これはスズメノヒエに見えたが、シマスズメノヒエである。
スズメノヒエ?
シマスズメノヒヘ:小花に毛がある
水田では、先日イネの花が咲いていたが、今は花はなくなり、果実が実っている、小花がすべて果実となっている。1つの果実を見ると、丸みを帯び大きく膨らんでいる。
イネの果実
撮影:8月17日
記 平成28年8月18日(木)