不明だった蕾はヤブタバコと分かる
8月21日(日)
猛暑が続いている。バス、地下鉄に乗ると冷房が効いていて外の暑さが嘘のようである。これだけ冷やされた熱はどこへ行くのだろうか。バスを降りると、ムッとするような暑さが押し寄せてきた。公園内に入ると、樹々があり、下には土がある。直射日光が遮られただけで、健やかさが感じられる。
ヤマハギの花
暑い太陽の日を受け、アカシデの果実を見た。果実そのものには変化が見られなかったが、果苞が痛み始めていた。虫に食われたのか、枯れ始めたのか分からないが、穴が開き、欠けてきている。
アカシデの果実
橋を渡り日陰に入った。暑さはあるが、直射日光が遮られホッとした。目の前にはキブシの果実が吊下っている。計測して見ると、房は長さが7㎝あり、果実の直径は1㎝あった。この房がいくつも吊下っている光景はブドウのようである。
キブシの果実
もみじ休憩所の入り口にナツツバキがある。先日、その近くに蕾をつけたものがあったが、名前を決める手掛かりが少ないので、仕方なくそのままにしていた。ところが、今見ると、その蕾に色がつき始めてきた。この蕾を見て「ヤブタバコではないだろうか」と思い付いた。
特徴のメモ
葉は互生、表裏に毛がある、葉の長さ15㎝、葉の幅6㎝、下へ行くほど葉は大きくなっている(長さ23㎝、幅9㎝)、蕾の直径1.3㎝
先日見た蕾
今日見た花
葉の表
葉の裏
以上の特徴から考えると、これはヤブタバコになるようだ。
先日見たナツツバキの果実は苞に包まれ、一部が露出していたが、今日は果実がほぼむき出しになってきた。更に果実の先を見ると、割れ目が入り始めている。はっきり分かるものでは、5つの割れるようになっている。
先日見たナツツバキの果実
今日見たナツツバキの果実
撮影:8月17日
記 平成28年8月18日(木)