公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

サンカクイを見る

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 湿地にサンカクイが見える。茎を触ると角張った稜があり、三角形をしていることが分かる。これは当然サンカクイと思って、資料で詳細を調べていくと、似たものにカンガレイがあった。初めて聞く名前である。違いは、花序に柄があるかないかだという。柄があれば、サンカクイになるそうだ。写真を見ると、柄が確かにある。従って、これはサンカクイになる。この花はどこが花なのか分かり難い。調べると、この花には雌花の時期と雄花の時期とがあるという。花序の先端から出ている白色色の糸のようなものは雌期の雌花だという。下の方の糸状で茶褐色のものは雄しべの枯れたものであるらしい。この辺に雄花の葯があるということだが、写真からは分からない。
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サンカクイ

 直ぐ近くにジュズダマがあった。既にジュズダマの形が出来ている。この球状のものは雌花糸状の基にある苞葉の鞘が雌花を包むようになったものであるという。この球状のものから雌花が、そしてその先の花序から雄花の花粉が出ているのが分かる。
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  この花は、ヒメヒマワリ、キクイモ、キクイモモドキのいずれだろうか。今までは、詳細を検討せず、ヒメヒマワリと見なしていたが、疑問が湧いてきた。
キクイモは、下部の葉は対生、上部のものは互生・・・
キクイモモドキの葉は少し光沢があり、対生し
キクイモモドキとヒメヒマワリは別物で、キクイモモドキの葉は対生、ヒメヒマワリは互生・・・
 3つの資料と、写真を比べてみた。写真の花は葉が対生している点からキクイモモドキと考えらそうだ。
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 キクイモモドキ

 キクイモモドキの近くにキバナコスモスが咲いていた。未だいつもよりは少ない様なので、これから急激に花数が増えてくることと思われる。
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 キバナコスモス

 東門出口近くに小さな沼がある。その脇にツリフネソウがあるので、様子を見に行った。すると、背丈が高くなった草がすっかり刈られ、描いていた光景と違っていた。ツリフネソウは刈られていないだろうと思い探した。花が咲いていればすぐわかるが、まだ花が咲いていないようだ。見当をつけ葉を探した。大丈夫だった。以前より奥の方まで広がっているようだ。
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草がすっかり刈られていた

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 ツリフネソウ

 沼を見ると、背丈の高くなったヨシが密集していて、数本の先に穂が出始めていた。望遠で写真を撮ったが、まだ花の詳細が分かるほどにはなっていない。
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ヨシ

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 ヨシ

撮影:810

  記  平成28814日(日)