公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ブタクサが咲いていた

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  丘の上広場は、真夏の太陽に照らされて暑い。今日は格別の暑さである。ここの広場には今カゼクサの島が出来ている。ここへ来る途中、1本のカゼクサが小さな花を咲かせていたので、少しは花が見られるかと期待したが、花の姿はなかった。
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 丘の上広場:カゼクサが島のようになっている

 カゼクサの花はなかったが、ブタクサが咲いていた。以前、この花は色々な所で見かけたが、それっきりで、その後ほとんど見かけることがなかった。当時、何で「ブタクサ」という名前が付けられたのか不思議に思っていたが、そのままにしていた。資料によると、英名の俗名である「hogweed ホッグウィード(豚の草)」の直訳であるという。豚の餌、豚しかか食べない草なという意味があるらしい。植物の名前には変わった名前が沢山ある。
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 ブタクサ

 この小さな白色の花は、別の場所でも見ている。イヌトウバナではないかと思っているが、断定は難しい。萼には長い白色の毛がある。花は唇形で、上唇は中央が少し凹んでいる。下唇は3つに裂けていて、中央が大きい。茎にもたくさんの毛がある。
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イヌトウバナ

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 イヌトウバナ

 パークセンターへ下って行く坂の途中にイノコズチが見えた。「日がよく当たらないので、当然ヒカゲイノコズチだろう」と思って、葉の写真を撮って確認した。すると、毛が沢山ある。花を見ても間隔が狭い。これだとヒナタイノコズチになる。見かけでは分からないものである。
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ヒナタイノコズチ

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ヒナタイノコズチ:毛が沢山ある
 
 パークセンターの広場へ下り水路沿いに進んだ。もうアジサイは見る影もなくなっている。その崖を見ながら進んで行くと、白色のボロボロのように見える花が見えた。ヒヨドリバナである。この花は、726日に咲き始めたのを見ている。もうこんなに沢山咲いたのかと思った。
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 雄しべを突き出した変わった花が見えた。カリガネソウという。この花の名前は以前パークセンターで紹介していたので知った。花弁が5枚というが、写真では34枚に見える。下の葉に濃い紫色の斑紋があるのが目立つ。
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 沼の縁に青い花ワスレナグサが咲いている。この花は随分前から咲いている気がしたので、過去の資料を見ると、55日に見ていたことが分かった。それにしても、花期が長い。
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撮影:810
 
  記  平成28813()