公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

この大きな葉をしたものはノブドウになるか

8月13日(土)

  南門を入ると、イヌビエの姿が目に入ってきた。イノコズチが気になっていたが、イヌビエが目に入ってくるとは考えていなかった。しかし、記憶を辿れば、もうイヌビエが現れても可笑しくない。また、ここには過去にイヌビエが出てきた。葉舌がないというので、確認すると、やはりその通りであった。葉の形や色については変化が多いらしい。この葉の縁は紫がかっているようだ。
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イヌビエ

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 イヌビエ:葉舌が見られない

 キンミズヒキが目立ってきた。花が咲き始めたのは先日確認したが、今日は黄色い花が目に付く。葉に特徴があり、奇数羽状複葉の葉を見つけると、黄色い花が咲いてくるのが分かる。5花弁で、雄しべが11本あるという資料があったので、雄しべを数えてみた。10本は数えられた。
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 エビヅルに似た大きなのが見える。葉を見ると、葉柄が11cm、葉身が20㎝、幅が17㎝もある。エビヅルはこんなに大きな葉をしていない。ノブドウヤマブドウだと思う。しかしこの2つの違いをしっかり捉えていない。葉の表裏に毛は目立たないが、裏の葉脈上に毛がある。ヤマブドウは葉の裏側に褐色の毛があるというので、葉の裏の毛を見ると、これはノブドウになってくる。しかし、葉の大きさが気になる。
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ノブドウの葉の表

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ノブドウの葉の裏:葉脈上に毛がある

 日陰に入ると、小さな青紫色の花があちこちに目に付く。キツネノマゴである。この花もここに来て急激に花の数が増えてきた。葉は対生で、表面に毛があり、鋸歯が毛のようになっている。
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キツネノマゴ

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 キツネノマゴ

 ヌスビトハギも花を咲かせている。花が小さく、撮影に苦労してきた。ここでも試みた。今日の写真がいままでの中で一番鮮明のようだ。旗弁、翼弁、竜骨弁が何とか見え、ハギの仲間の花であることが分かる。
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ヌスビトハギ

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 ヌスビトハギの花:旗弁、翼弁、竜骨弁が見える

撮影:810

  記  平成28812()