シオデの雌花を見る
8月8日(月)
水田を見ていると、青い網が被せられ、中では穂から葯が飛び出している。花が咲いていることが分かる。イネの花が咲いているのは2時間程度という。中々見られないらしい。写真に撮れたのは偶然かも知れない。白色の大きな葯が綺麗に映っている。
網で覆われた水田
イネの花
北門を出たところに白色の花が見えた。ヤブランかツルボかと思ったが、違っていた。オカトラノオである。先日ここにオカトラノオが咲いていたことを思い出した。「随分長く咲いているなぁ」と思った。このオカトラノオは5花弁である。
瓜久保休憩所へ向かって歩いていると、珍しそうなものに出会った。平行に走るような葉脈に覚えがある。シオデになる。シオデは雌雄が別株だという。以前見たのは雄株の雄花だった。これは明らかに雌株で、雌花になる。この球形のものは始めて見る。反り返っているのが5枚の花被片で、その上にある楕円形のものは子房、更にその上に出ているのが柱頭だという。柱頭の先は3つに分かれている。
シオデの雌花
崖が切れ、狐久保へ通じる道へ近づいた。左側は畑になっている。畑の際にはヒマワリとコスモスが植えられ、そのうち、ヒマワリが大きな花をつけ賑やかさを誇っている。以前、この入り口にナガハグサがあるというので探したことがある。結局は見つからなかった。瓜久保休憩所はこの一寸と先にある。
ヒマワリ
撮影:7月28日
記 平成28年8月5日(木)