公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

オヒシバについて

730日(土)
 
  これは何だろうか。近くにはカヤツリグサやメヒシバが見られる。根元から白緑色をした78本の茎が出て、横へ広がっている。1本の茎を見ると、葉は互生し、基は鞘となっている。平べったい茎は横へ広がっている。花が咲いていないので、名前が分からない。基の方の葉は短いが、先へ来ると長くなっている。

試料
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元の葉15㎝、先の葉30
 
 葉は元の方はV字形で、表面に疎らに長い毛がある。裏面には殆ど毛がないようだ。
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葉は元の方はV字形

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葉の裏:毛が無い

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葉の表:表面に疎らに長い毛がある

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 葉の裏:殆ど毛がないようだ

 葉舌は低く、先が細かく裂けている。葉鞘の脇には長い毛が疎らにある。
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 葉舌

 723日にはまだ花が咲いていなかったが、26日に見ると穂が顔を出し始めた。この穂を見て、この草はオヒシバと分かった。
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穂が顔を出し始めた

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 オヒシバは毎日のように見ているが、見ているのは穂がついているものばかりで、穂がないものはよく見ていなかった。一通りの特徴を調べていくうちに、オヒシバとの思いがあったが、穂が出るまでは断定できなかった。
 
撮影:726
 
  記  平成28726日(火)