公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

クヌギの果実が実り始めた

727日(水)
 
 ムクノキを見た後、クヌギの樹の下を通った。クヌギの樹は何時もより沢山の葉をつけているように思えた。「随分葉があるなぁ」と思いながら上を見ていると、果実が目に入った。何時もなら果実は高いところに出来ているが、今年は低いところにもあり、しかも数が多い。果実は成長過程であり、殻斗に包まれている。
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クヌギの樹

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クヌギの果実 
 
 下の藪へ行こうと階段の降り口へ来ると、前方のフェンスにヒルガオが咲いていた。公園などで見るものは大抵がコヒルガオで、ヒルガオは簡単に見つからない。このフェンスに絡みついているのは花柄に翼がないことを5月に確認している。それにしても、次から次へと長い間よく花をつけている。
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 階段を下りて下の藪へ向かうと、黄色と赤のオシロイバナが綺麗に咲いていた。オシロイバナは夕方に咲き出すというので、まだ開花には早いのではないかと思った。しかし、時刻を見ると午後の4時になっている。夏なので、明るく見えたが、夕方近くなっていることが分かった。
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 更に階段を下りると、黒色の粒がたくさん落ちていた。「何なのか」最初は野鳥の糞かと思えたが、踏むと堅い感触があった。上から落ちてきたものであると気付き、直ぐにミズキの果実と分かった。ここへきて最初に見た時は、緑色に見えたと思ったが、もう熟して色が変わってきていた。
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落ちて散らばったミズキの果実

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 ミズキの果実

 草が刈り取られた草原が復活している。この中には色々な草が見られそうだ。手すりの縁を見ると、幼木が伸びている。刈り取られずに残っていたようだ。互生した葉は卵形に近い楕円形である。縁の鋸歯は浅く、丸みがある。エノキのようである。エノキの葉は左右が対称でないことが特徴になっている。よく見るとそのように見える。
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エノキの幼木
 
撮影:723

  記  平成28724日(日)