公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

セイバンモロコシを見る

714日(木)
 
 先程、ケヤキ林の林床で見た細長い葉にススキを有力な候補に挙げたが、その時セイバンモロコシも視野に入れていた。そのセイバンモロコシが中の池の堤に花をつけている。セイバンモロコシそのものはすでに各地で咲いているが、三ツ池公園ではここで始めて見ることになった。そこで、この機会にセイバンモロコシについて調べ直してみた。
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背丈:160cm以上

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 花序:30cm 花柄:3本ぐらいが輪生、56節ある
 
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1本の小枝に8つぐらいの小穂が付く 小枝:4つの稜がある

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 葉舌を見ると、短い毛状になっており、先端が揃っている

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 根元に近い葉鞘には毛が無い
 
 調べていくうちに、セイバンモロコシとススキの違いを考えてみたくなった。セイバンモロコシの葉の中央には明確に白色の線模様がある。この点はススキと変わらない。葉の硬さや肌触りなどで区別できる説明があるが、実際に試みると、簡単には区別がつかない。
 ススキの葉鞘に毛があった。セイバンモロコシを見ると、葉鞘に毛が無い。ここが1つの視点になるのかもしれない。

撮影:76

  記  平成28710日(日)