公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ミクリの花を見る

712日(火)
 
 パークセンター前の広場へ出ると、小さな子供たちが沢山いた。小さな子供たちは自由に駆けずり回って楽しんでいる。子供たちをはた目に見ながら水路沿いを進んで行くと、アジサイの花数が少なくなっていることに気が付いた。アジサイの季節が過ぎたことが実感する。
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 花数が少なくなったアジサイ

 先日、沼地にたくさんのハンゲショウの葉が見られたが、今はショウブの葉に隠されてしまっている。ショウブの勢いが強いのだろうか。崖近くには、先程から見て来たヤブカンゾウが花をつけている。季節の移り変わりが見え始めてきたようだ。
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 ショウブに覆われたハンゲショウ

 ショウブの葉を見ていると、果実だか花だか分からないものが現れていた。「ショウブについているのか」と見ると、どうも違うようだ。調べると、ミクリの名前が出てきた。「ミクリ」は何を意味しているのだろうか。調べると、ミクリは「実栗」と書き、この花の果実がクリに似ているからだそうだ(資料)。上の方の球体のものが雄花の集まりで、下の花火のようなものが雌花の集まりだという。
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ミクリの果実

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 ミクリの雌花

 小さな沼の脇にネコヤナギがある。三ツ池公園へ来たときは何時も此処へ寄り、この花を観察している。幹は、茶褐色で、僅かに赤みを帯びている。その幹には小さな新芽が見える。また、新枝の葉が大きくなり、葉腋に楕円形をした緑色のものが見える。これが来年の新芽になってくるのだろうか。
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 ネコヤナギ

 アザミが見えた。これは総苞の棘が鋭く立ち上がっているところを見ると、オニアザミと思われる。葉を始め茎と至る所に鋭い棘があるので、触り難い花である。
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 沼に目を向けると、数本のヨシが穂を出し始めていた。沼の中にあるので、望遠でないと写真が撮れない。上手く撮れるだろうかと数枚試みた。ノギの有無等を知りたかったが、分からない。ヨシと思うが、見届けたい。
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ヨシ

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  ヨシの穂

撮影:76

  記  平成2878日(金)