ヤブカンゾウが咲いている
7月11日(月)
暑い広場から本道へ戻った。左に大きなホオノキが聳え、右側にツバキの樹が葉を茂らせている。本道は丁度のその谷間にあり、涼しく、気持ちがいい。涼みながら歩いていると、右の崖にオレンジ色のやや大き目な花が目に入ってきた。直ぐ近くに寄って見ると、花は八重になっている。ヤブカンゾウになるようだ。
左の奥:ホオノキ 右:ツバキ
道を隔てた丘の上の広場へ足を向けた。ここの陽だまりにメドハギが蔓延っている。先日、その中にキバナノマツバニンジンという黄色い花を見つけた。今日は、花数が多く、花も大きく開いている。長い名前なので、謂れを調べると、「マツバニンジンの花に似て、黄色い花を咲かせる」ことからこの名前が付けられたという。マツバニンジンの花を調べると、花は紫色で、この花にそっくりだった。
キバナノマツバニンジン
そろそろここから移動しようとすると、足元に紫色の小さな花がいくつか見えた。「何だ、これはニワゼキショウか」と思い、通り過ぎようとした。しかし、何となくニワゼキショウでもいいから確認する気になった。見ると、葉が細長く、ジャノヒゲの葉の様に見えた。これはニワゼキショウでない。数年前、別の場所でこの花を見た覚えがある。その時はジャノヒゲでなく、タマリュウと覚えた。再確認すると、タマリュウはジャノヒゲの園芸品のことで、同じものであることが分かった。
ジャノヒゲ(タマリュウ)
坂をパークセンター目指して下り始めた。左右は林になっていて薄暗い。崖を見ていると、オニドコロのつるが長く伸びているのが気になった。「そろそろ花が見られるかもしれない」とのぞき込むと、確かに花が開いていた。オニドコロは雌雄が別株である。今見ている花は雄花になる。雌花はないかと探したが、今日は見つからなかった。
オニドコロ:雄花
撮影:7月6日
記 平成28年7月8日(金)